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ダイコク電機のニュース
*16:02JST ダイコク電 Research Memo(2):業界初のAIホールコンピュータ推進により、業界トップシェアの拡大目指す
■事業内容
ダイコク電機<6430>は、パチンコホール向けコンピュータシステムの開発・製造・販売を主力として、パチンコ遊技機の表示ユニット及び制御ユニットの開発・製造・販売等も手掛けている。
パチンコホールの経営を支えるホールコンピュータのパイオニアとして、データ管理を重視した管理手法の提案や、革新的機能を搭載した周辺機器の投入、業界随一の会員制情報提供サービスなどにより、ホールからの信頼とファンの満足度を高め、業界No.1となる市場シェアを誇ってきた。
同社ホールコンピュータの市場シェアは38.7%、特に501台以上の大型店舗における市場シェアは60.9%にのぼる(2023年3月期時点)。
事業セグメントは、「情報システム事業」と「アミューズメント事業」※の2つに区分されるが、「情報システム事業」が売上高の80%以上を占め、ここ数年における同社の安定収益源となっている。
※2024年3月期より「制御システム事業」から「アミューズメント事業」へセグメント名を変更した。
1. 情報システム事業
パチンコホール内システムの核となる「ホールコンピュータ(台管理システム)」を軸に、「景品顧客管理システム」や「情報公開システム」「カードユニット」などの周辺機器販売、サーバーを通じてホールコンピュータやWebで各種サービスを行うMGサービスを展開している。業界随一の情報戦略ツールである会員制情報提供サービス「DK-SIS」は、MGサービスの柱である。
ホールコンピュータとは、店内に設置してある遊技機の稼動状況や売上データなどを一元管理する経営支援システムである。景品顧客管理システムや情報公開システム、カードユニットなど周辺機器とも連動するほか、MGサービスの基盤となっており、ホールコンピュータの導入時には周辺機器やサービスを一括で販売することができる。
2019年6月には、ホールコンピュータ「CII」以来12年ぶりのリニューアルで、業界初となるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」をリリースした。「教えてくれるホールコンピュータ」をコンセプトとし、同社が保有するビッグデータを活用し、AIがデータを自動分析することで、ホール経営に最適な「解」を教えてくれるところに特長がある。これまで膨大な時間をかけなければならなかった分析をAIが瞬時に行い、経験の浅いスタッフでも経験豊富なスタッフと同様の判断ができるようアシストするほか、人では不可能なビッグデータを活用した予測をAIが行うことで、ホール経営の効率化・省力化、さらには集客に貢献し、収益力の向上に寄与する。2022年11月より市場導入された「スマート遊技機」の普及とともに、データ管理にも最適なホールコンピュータとしてシステムアップに拍車がかかっている。
2. アミューズメント事業
遊技機メーカー向けに遊技機(主にパチンコ機)の表示ユニット及び制御ユニットの開発・製造・販売のほか、遊技機に使用する部品の販売等を行っている。ホールコンピュータメーカーとして長年培った遊技機データ分析のノウハウを生かし、人気機種の傾向分析に基づく企画の提案や人気キャラクターの版権販売など、ユニット製造業者の枠を超え、コンテンツにまで関わる開発パートナーとして機能している。特に、2022年3月期からは、これまで培ったハードとソフトの技術を活用し、パチスロビジネスの本格化を進めている。遊技機メーカー※として自社ブランドによるスマートパチスロ機の製造・販売にも注力する考えであり、2025年3月期の市場投入を目指している。2024年3月期からは制御システム事業部(アミューズメント部門)と生産統括部(サプライ部門)を統合し、AMS(アミューズメント&サプライ)統括部と名称を一新したことにより、セグメント名も「アミューズメント事業」に変更となった。
※連結子会社のDAXEL(株)及びアロフト(株)のほか、2023年4月に連結化した(株)ライリィが担っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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ダイコク電機<6430>は、パチンコホール向けコンピュータシステムの開発・製造・販売を主力として、パチンコ遊技機の表示ユニット及び制御ユニットの開発・製造・販売等も手掛けている。
パチンコホールの経営を支えるホールコンピュータのパイオニアとして、データ管理を重視した管理手法の提案や、革新的機能を搭載した周辺機器の投入、業界随一の会員制情報提供サービスなどにより、ホールからの信頼とファンの満足度を高め、業界No.1となる市場シェアを誇ってきた。
同社ホールコンピュータの市場シェアは38.7%、特に501台以上の大型店舗における市場シェアは60.9%にのぼる(2023年3月期時点)。
事業セグメントは、「情報システム事業」と「アミューズメント事業」※の2つに区分されるが、「情報システム事業」が売上高の80%以上を占め、ここ数年における同社の安定収益源となっている。
※2024年3月期より「制御システム事業」から「アミューズメント事業」へセグメント名を変更した。
1. 情報システム事業
パチンコホール内システムの核となる「ホールコンピュータ(台管理システム)」を軸に、「景品顧客管理システム」や「情報公開システム」「カードユニット」などの周辺機器販売、サーバーを通じてホールコンピュータやWebで各種サービスを行うMGサービスを展開している。業界随一の情報戦略ツールである会員制情報提供サービス「DK-SIS」は、MGサービスの柱である。
ホールコンピュータとは、店内に設置してある遊技機の稼動状況や売上データなどを一元管理する経営支援システムである。景品顧客管理システムや情報公開システム、カードユニットなど周辺機器とも連動するほか、MGサービスの基盤となっており、ホールコンピュータの導入時には周辺機器やサービスを一括で販売することができる。
2019年6月には、ホールコンピュータ「CII」以来12年ぶりのリニューアルで、業界初となるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」をリリースした。「教えてくれるホールコンピュータ」をコンセプトとし、同社が保有するビッグデータを活用し、AIがデータを自動分析することで、ホール経営に最適な「解」を教えてくれるところに特長がある。これまで膨大な時間をかけなければならなかった分析をAIが瞬時に行い、経験の浅いスタッフでも経験豊富なスタッフと同様の判断ができるようアシストするほか、人では不可能なビッグデータを活用した予測をAIが行うことで、ホール経営の効率化・省力化、さらには集客に貢献し、収益力の向上に寄与する。2022年11月より市場導入された「スマート遊技機」の普及とともに、データ管理にも最適なホールコンピュータとしてシステムアップに拍車がかかっている。
2. アミューズメント事業
遊技機メーカー向けに遊技機(主にパチンコ機)の表示ユニット及び制御ユニットの開発・製造・販売のほか、遊技機に使用する部品の販売等を行っている。ホールコンピュータメーカーとして長年培った遊技機データ分析のノウハウを生かし、人気機種の傾向分析に基づく企画の提案や人気キャラクターの版権販売など、ユニット製造業者の枠を超え、コンテンツにまで関わる開発パートナーとして機能している。特に、2022年3月期からは、これまで培ったハードとソフトの技術を活用し、パチスロビジネスの本格化を進めている。遊技機メーカー※として自社ブランドによるスマートパチスロ機の製造・販売にも注力する考えであり、2025年3月期の市場投入を目指している。2024年3月期からは制御システム事業部(アミューズメント部門)と生産統括部(サプライ部門)を統合し、AMS(アミューズメント&サプライ)統括部と名称を一新したことにより、セグメント名も「アミューズメント事業」に変更となった。
※連結子会社のDAXEL(株)及びアロフト(株)のほか、2023年4月に連結化した(株)ライリィが担っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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