フジテック、今期経常を12％上方修正、配当も5円増額

　フジテック <6406> が2月6日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比33.7％増の110億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の130億円→145億円(前期は119億円)に11.5％上方修正し、増益率が9.0％増→21.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の60.7億円→75.7億円(前年同期は69.6億円)に24.7％増額し、一転して8.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の45円→50円(前期は45円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比24.9％増の41億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.6％→7.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、中国での新設工事の増加により、前回予想から70億円増加の1,800億円となる見通しです。損益面では、中国で、売上高の増加に加えて、販売価格の改善や原価低減による採算性向上が進んだことにより、営業利益は135億円、経常利益は145億円、親会社株主に帰属する当期純利益は100億円にそれぞれ修正いたします。（注）上記の業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、　　　当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能　　　性があります。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を充実させていくことを経営の最重要課題と捉えつつ、企業基盤の長期的安定を図るための内部留保とのバランスを考慮した配分を行うことを基本方針としています。　当期の期末配当予想につきましては、今回の連結業績予想を踏まえ、1株当たり5円増額し、1株当たり30円に修正することといたしました。この結果、1株当たりの年間配当は前期実績より5円増額の50円となる予定です。　なお、本件につきましては、2020年6月開催予定の第73期定時株主総会に付議する予定です。