不二精機---1Qは増収・大幅な増益、射出成形用精密金型及び成形システム事業が堅調に推移

不二精機<6400>は14日、2021年12月期第1四半期（21年1月-3月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.1%増の18.56億円、営業利益が同62.4%増の2.09億円、経常利益が同51.0%増の2.04億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同91.1%増の2.28億円となった。

射出成形用精密金型及び成形システム事業の売上高は前年同期比5.1%増の8.27億円、セグメント利益は同56.4%増の1.33億円となった。主力製品である医療機器用精密金型の売上高が増加した。

精密成形品その他事業の売上高は前年同期比1.6%減の10.46億円、セグメント利益は同39.9%増の0.71億円となった。主力製品である自動車部品用成形品の売上高は、インドネシアや中国上海の子会社では好調に推移し、稼働率の向上によりセグメント利益増となった。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、情報分野へのディスクケース等の売上は減少した。

2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比21.4%増の71.80億円、営業利益が同59.0%増の4.50億円、経常利益が同183.8%増の4.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同276.8%増の3.73億円とする期初計画を据え置いている。


＜EY＞