加藤製が続伸、低ＰＥＲと増額期待背景に中段ボックス放れへ

　加藤製作所<6390.T>が続伸、５月１５日の戻り高値６２３円を上回り、中段ボックス圏上放れの動きをみせている。復興工事の拡大に加えて、都市再開発や国土強靭化政策、東京五輪を控えた首都圏インフラ整備などが建設用クレーンの更新需要を後押しし、関連メーカーのビジネスチャンスを膨らませている。同社の１４年３月期営業利益は前の期比３．２倍の６４億２９００万円と急変化をみせたが、続く今期も伸び率こそ大幅に鈍化するものの増益基調を確保する見通し。足もとの動きも好調で、会社側見通しは保守的との指摘もあり、１０倍を下回る低ＰＥＲも味方に株価の見直し買いにつながっているようだ。

加藤製の株価は１１時２分現在６２６円（△１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）