昭和真空が反発、第２四半期上振れで通期利益予想を増額修正

　昭和真空＜6384.T＞が反発、一時、前日比３３円高の４４４円まで上げ幅を広げた。１１日取引終了後、今１５年３月期の連結業績予想を修正し、利益予想を引き上げたことを受け買い気が強まった。ただ、株価は１０月３０日につけた直近安値３４５円からきょうの高値まで約２８％上昇しており、買い一巡後は利益確定売りに上げ幅を縮めている。
　今３月期について、売上高は７８億７９００万円を７５億８６００万円（前期比５５．８％増）へ引き下げたが、営業利益１億３００万円を１億４８００万円（前期５億４１００万円の赤字）、最終利益７９００万円を１億１８００万円（同５億２４００万円の赤字）へ引き上げるなど利益予想を増額した。生産量確保による工場稼働率アップと原価低減や固定費削減などのコスト対策効果で、第２四半期の利益が計画を超過し、通期予想を見直した。
　なお、第２四半期累計（４～９月）の連結決算は、売上高３５億８１００万円（前年同期比５４．２％増）、営業利益９３００万円（前年同期２億６２００万円の赤字）、最終利益６８００万円（同３億３３００万円の赤字）だった。

昭和真空の株価は１０時２１分現在４１９円（△８円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）