日コンベヤが大幅高、リニア関連として短期筋再集結、値上がり率断トツに買われる

　日本コンベヤ<6375.T>が大幅高、一時２５７円まで買われ前日比２０％近い上昇をみせた。値上がり率は東証１部で断トツとなっている。同社は大容量プラントコンベヤーを手掛けており、２０２７年に品川―名古屋間での開業を目指すリニア中央新幹線ではトンネル工事で発生する残土運搬で商機が訪れるとの見方が強い。株価は急騰性に富み、動き出すとそれに追随するデイトレーダー資金が上げ足を加速させる傾向がある。「太田国交相がきょうリニアの着工を許可したことが伝わり、これを手掛かりに同社株をはじめ建設株の一角に投機性の強い個人投資家資金が流入している」（中堅証券）という。全体相場は欧米投資家のリスクオフの流れが影響して上値の重い展開だが、リニア関連は為替や海外株波乱の影響を受けにくい内需セクターに帰属するテーマであることも短期筋の食指を動かしているもようだ。

日コンベヤの株価は１１時３６分現在２５１円（△３６円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）