15,595円
ダイキン工業の個人投資家の売買予想
予想株価
3,500円
現在株価との差
-15,065.0
円
登録時株価
2,830.0円
獲得ポイント
+1,580.96pt.
収益率
+556.00%
期間
中期投資 (数週間~数ヶ月単位で売り買い)
理由
その他
↓コメント欄追加情報
● 2010/11/22 00:00 四季報
速報 ダイキン工業 - ダイキン工業がブラジル市場に新規参入へ。今期もエアコン販売好調で、業績は会社修正値から上振れの公算
● 2010/12/13 15:36 トムソンロイター
〔ハイライト〕空調市場でM&A広がる可能性、ビルの省エネ需要にらみ業界再編も
● 2011/01/14 19:06 トムソンロイター UPDATE2:
米グッドマン買収を検討、投資回収やシナジーなど総合判断
● 2011/02/09 09:24 フィスコ
ダイキン--2832(-97)
売り先行。前日に第3四半期の決算を発表、ネガティブに受け止められている。
10-12月期営業利益は160億円と、アナリスト予想の下限レベルにとどまっている。
● 2011/03/11 08:49 株式新聞
レーティング情報=ダイキン、ドイツ証は投資判断「買い」に引き上げ
● 2010/11/22 00:00 四季報
速報 ダイキン工業 - ダイキン工業がブラジル市場に新規参入へ。今期もエアコン販売好調で、業績は会社修正値から上振れの公算
● 2010/12/13 15:36 トムソンロイター
〔ハイライト〕空調市場でM&A広がる可能性、ビルの省エネ需要にらみ業界再編も
● 2011/01/14 19:06 トムソンロイター UPDATE2:
米グッドマン買収を検討、投資回収やシナジーなど総合判断
● 2011/02/09 09:24 フィスコ
ダイキン--2832(-97)
売り先行。前日に第3四半期の決算を発表、ネガティブに受け止められている。
10-12月期営業利益は160億円と、アナリスト予想の下限レベルにとどまっている。
● 2011/03/11 08:49 株式新聞
レーティング情報=ダイキン、ドイツ証は投資判断「買い」に引き上げ
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● 2011/02/22 00:00 四季報速報
ダイキン工業 - ダイキン工業の今11年3月期は空調機器が内外で底打ち8割強の営業増益へ、来期は中国とインドが伸びる
空調機器を主力とするダイキン工業の今2011年3月期は、会社側の計画を若干上回る8割強の営業増益で着地を迎えそうだ。地域ごとにバラツキはあるが、ルームエアコン、アプライド(大型空調)など空調機器全般が内外で回復しているのが主因。中国での住宅用ルームエアコンの浸透が見込んでいたよりは緩やかだが、新興国全体の需要は伸びている。
会社側は2月8日、10年4~12月期(第3四半期累計)決算を発表。それを踏まえて、今通期予想を売上高1兆1600億円(前期比13.3%増)、営業利益780億円(同77.1%増)と昨年11月の上期(10年4~9月期)決算発表時に上方修正していた数値のままで据え置いた。
一方、東洋経済はかねてから会社側の従来予想は上振れの余地があると予想。10年4~12月期決算発表後の個別取材を踏まえても、この見方を大きく変える必要はないと判断。「東洋経済オンライン」は、今期および来12年3月期の最新予想を下表のとおりとする。
今期は、柱の空調機器が内外で底を打っている。国内は猛暑の影響で、ルームエアコンが増勢。欧州は得意とするフランスが鈍いものの、イギリスやドイツへの拡販で補う格好だ。今期、最重点を置いてきた中国は、住宅用のインバータエアコンについては同国にとっての黎明期ということもあり、伸びが想定をやや下回っているもようだ。とはいえ、業務用エアコンを含め、全体としての需要は伸びてきている。第二の柱であるフッ素化学事業も底を打ち、半導体や自動車市場向けに増加している。
来期は、中国の伸びがさらに加速する。中国内の販売店は、現時点で約4000店と1年前と比べて1000店程度増えているが、来期も内陸部を中心にさらなる販売網拡大を計画している。また、新たな重点施策として、インドの販売網整備を計画する。欧州も、ヒートポンプ式暖房の需要が新規、更新ともに増加基調にある。第二の柱であるフッ素化学事業も底堅く推移し、太陽電池など新領域での採用が増えれば、さらなる拡大も見込めそうだ。
岡野進・常務執行役員は、「中国などアジアでの成長を軸に、差別化商品を投入し、空調事業で早期の営業利益率10%を狙う。ニッチ市場である化学事業は当然、営業利益率10%を達成したい」と、来期の目標を語った。
(前野 裕香)
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 1,023,964 44,037 43,768 19,390 66.4 32
連本2011.03予 1,180,000 81,500 78,500 26,100 89.5 36
連本2012.03予 1,270,000 90,000 90,000 54,000 185.1 36-38
連中2010.09 570,963 40,408 38,938 5,467 18.8 18
連中2011.09予 610,000 44,000 44,000 26,400 90.5 18-19
(株)東洋経済新報社
● 2011/02/22 14:52 株式新聞
ダイキン、淀川製作所に技術開発拠点を設立、開発の効率化とスピードアップを目指す
ダイキン工業が22日、同社の淀川製作所(大阪府摂津市)内に、空調・化学などの研究者と事業部門の商品開発技術者が一堂に会し、機械と化学、電子・電気が一体となった技術開発拠点となる「テクノロジー・イノベーションセンター」を設立すると発表した。11年5月に着工し、14年11月から業務を開始する予定。設備投資額は約300億円を見込む。
新興国を中心にグローバルで空調・フッ素化学の市場が急速に拡大しているため、それぞれの地域ニーズに合った商品投入に対応する。国内3拠点(堺、滋賀、淀川の各製作所)の研究・技術開発者約1000名を集約することで、情報の共有化とコミュニケーションを促進し、開発の大幅な効率化とスピードアップを図る方針。
午後2時41分時点の株価は28円安の2806円。
[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2011-02-22 14:52)
● 2011/03/04 00:00 四季報速報
ダイキン工業 - 【四季報先取り】
【増 益】柱の空調が内外で底打つ。中国の普及率旺盛で会社営業益超過。大幅増益。12年3月期は中国とインドで空調成長。欧州のヒートポンプ暖房が新規、更新とも増加基調。株評価特損見込まず。配当復元も。
【中 国】約4000店(09年度比約1000店増)の販売代理店網を内陸部中心にさらに拡大、住宅用インバーターエアコン販売強化。米国空調事業は買収複数模索中。
(上記記事及び業績予想は『会社四季報』春号《3月14日発売》の速報版です。今後、『会社四季報』の制作過程で内容が変わる場合もあることをご承知おき下さい)
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 1,023,964 44,037 43,768 19,390 66.4 32
連本2011.03予 1,180,000 81,500 78,500 26,100 89.5 36
連本2012.03予 1,270,000 90,000 90,000 54,000 185.1 36-38
連中2010.09 570,963 40,408 38,938 5,467 18.8 18
連中2011.09予 610,000 44,000 44,000 26,400 90.5 18-19
(株)東洋経済新報社
◎ 上振れ予報です^^
ここからの反撃に参戦したい私です。。。予算、、、作りたい(笑)
ダイキン工業 - ダイキン工業の今11年3月期は空調機器が内外で底打ち8割強の営業増益へ、来期は中国とインドが伸びる
空調機器を主力とするダイキン工業の今2011年3月期は、会社側の計画を若干上回る8割強の営業増益で着地を迎えそうだ。地域ごとにバラツキはあるが、ルームエアコン、アプライド(大型空調)など空調機器全般が内外で回復しているのが主因。中国での住宅用ルームエアコンの浸透が見込んでいたよりは緩やかだが、新興国全体の需要は伸びている。
会社側は2月8日、10年4~12月期(第3四半期累計)決算を発表。それを踏まえて、今通期予想を売上高1兆1600億円(前期比13.3%増)、営業利益780億円(同77.1%増)と昨年11月の上期(10年4~9月期)決算発表時に上方修正していた数値のままで据え置いた。
一方、東洋経済はかねてから会社側の従来予想は上振れの余地があると予想。10年4~12月期決算発表後の個別取材を踏まえても、この見方を大きく変える必要はないと判断。「東洋経済オンライン」は、今期および来12年3月期の最新予想を下表のとおりとする。
今期は、柱の空調機器が内外で底を打っている。国内は猛暑の影響で、ルームエアコンが増勢。欧州は得意とするフランスが鈍いものの、イギリスやドイツへの拡販で補う格好だ。今期、最重点を置いてきた中国は、住宅用のインバータエアコンについては同国にとっての黎明期ということもあり、伸びが想定をやや下回っているもようだ。とはいえ、業務用エアコンを含め、全体としての需要は伸びてきている。第二の柱であるフッ素化学事業も底を打ち、半導体や自動車市場向けに増加している。
来期は、中国の伸びがさらに加速する。中国内の販売店は、現時点で約4000店と1年前と比べて1000店程度増えているが、来期も内陸部を中心にさらなる販売網拡大を計画している。また、新たな重点施策として、インドの販売網整備を計画する。欧州も、ヒートポンプ式暖房の需要が新規、更新ともに増加基調にある。第二の柱であるフッ素化学事業も底堅く推移し、太陽電池など新領域での採用が増えれば、さらなる拡大も見込めそうだ。
岡野進・常務執行役員は、「中国などアジアでの成長を軸に、差別化商品を投入し、空調事業で早期の営業利益率10%を狙う。ニッチ市場である化学事業は当然、営業利益率10%を達成したい」と、来期の目標を語った。
(前野 裕香)
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 1,023,964 44,037 43,768 19,390 66.4 32
連本2011.03予 1,180,000 81,500 78,500 26,100 89.5 36
連本2012.03予 1,270,000 90,000 90,000 54,000 185.1 36-38
連中2010.09 570,963 40,408 38,938 5,467 18.8 18
連中2011.09予 610,000 44,000 44,000 26,400 90.5 18-19
(株)東洋経済新報社
● 2011/02/22 14:52 株式新聞
ダイキン、淀川製作所に技術開発拠点を設立、開発の効率化とスピードアップを目指す
ダイキン工業が22日、同社の淀川製作所(大阪府摂津市)内に、空調・化学などの研究者と事業部門の商品開発技術者が一堂に会し、機械と化学、電子・電気が一体となった技術開発拠点となる「テクノロジー・イノベーションセンター」を設立すると発表した。11年5月に着工し、14年11月から業務を開始する予定。設備投資額は約300億円を見込む。
新興国を中心にグローバルで空調・フッ素化学の市場が急速に拡大しているため、それぞれの地域ニーズに合った商品投入に対応する。国内3拠点(堺、滋賀、淀川の各製作所)の研究・技術開発者約1000名を集約することで、情報の共有化とコミュニケーションを促進し、開発の大幅な効率化とスピードアップを図る方針。
午後2時41分時点の株価は28円安の2806円。
[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2011-02-22 14:52)
● 2011/03/04 00:00 四季報速報
ダイキン工業 - 【四季報先取り】
【増 益】柱の空調が内外で底打つ。中国の普及率旺盛で会社営業益超過。大幅増益。12年3月期は中国とインドで空調成長。欧州のヒートポンプ暖房が新規、更新とも増加基調。株評価特損見込まず。配当復元も。
【中 国】約4000店(09年度比約1000店増)の販売代理店網を内陸部中心にさらに拡大、住宅用インバーターエアコン販売強化。米国空調事業は買収複数模索中。
(上記記事及び業績予想は『会社四季報』春号《3月14日発売》の速報版です。今後、『会社四季報』の制作過程で内容が変わる場合もあることをご承知おき下さい)
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 1,023,964 44,037 43,768 19,390 66.4 32
連本2011.03予 1,180,000 81,500 78,500 26,100 89.5 36
連本2012.03予 1,270,000 90,000 90,000 54,000 185.1 36-38
連中2010.09 570,963 40,408 38,938 5,467 18.8 18
連中2011.09予 610,000 44,000 44,000 26,400 90.5 18-19
(株)東洋経済新報社
◎ 上振れ予報です^^
ここからの反撃に参戦したい私です。。。予算、、、作りたい(笑)
● 2011/02/08 16:00 トムソンロイター
ダイキン:11年3月期 9カ月連結、当期37.7%減118.11億円、11年3月予想250億円
[東京 8日 ロイター]
2011年3月期9カ月決算(2010年4月1日-2010年12月31日) 注) カッコ内は前年比
11年3月期9カ月決算 10年3月期9カ月決算 11年3月期予想
売上高 (百万円) 850,531 754,153 1,160,000
(+12.8%) (-19.9%)
営業利益(百万円) 56,387 36,748 78,000
(+53.4%) (-48.4%)
経常利益(百万円) 54,253 36,142 75,000
(+50.1%) (-45.6%)
当期利益(百万円) 11,811 18,952 25,000
(-37.7%) (-43.8%)
1株利益 (円) 40.50 64.93 85.72
希薄後EPS(円) 40.49 64.92
● 2011/02/09 09:24 フィスコ
ダイキン--2832(-97)
売り先行。前日に第3四半期の決算を発表、ネガティブに受け止められている。
10-12月期営業利益は160億円と、アナリスト予想の下限レベルにとどまっている。
また、10-12月期は営業減益となる格好であり、機械セクター内では相対的に伸び悩んでいるとの印象にも。
《KS》【株式会社フィスコ】
● 2011/02/09 09:29
株式新聞 レーティング情報=ゴールドマン・サックス証券(9日付サマリー)―DIC、千代化建など
ダイキン工業―投資判断「ニュートラル」(中立)継続、目標株価3400円→3350円
[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2011-02-09 09:29)
◎ あちゃヾ(≧(エ)≦)ノ
真っ逆さまです・・・・。
もしかしたら、ここから入れたらラッキー??ヾ(;´(エ)`A
それにしても、世界を狙うダイキンさんが『10-12月期は営業減益となる格好』
と言うのは、ちと致命的です、、、、。
ダイキン:11年3月期 9カ月連結、当期37.7%減118.11億円、11年3月予想250億円
[東京 8日 ロイター]
2011年3月期9カ月決算(2010年4月1日-2010年12月31日) 注) カッコ内は前年比
11年3月期9カ月決算 10年3月期9カ月決算 11年3月期予想
売上高 (百万円) 850,531 754,153 1,160,000
(+12.8%) (-19.9%)
営業利益(百万円) 56,387 36,748 78,000
(+53.4%) (-48.4%)
経常利益(百万円) 54,253 36,142 75,000
(+50.1%) (-45.6%)
当期利益(百万円) 11,811 18,952 25,000
(-37.7%) (-43.8%)
1株利益 (円) 40.50 64.93 85.72
希薄後EPS(円) 40.49 64.92
● 2011/02/09 09:24 フィスコ
ダイキン--2832(-97)
売り先行。前日に第3四半期の決算を発表、ネガティブに受け止められている。
10-12月期営業利益は160億円と、アナリスト予想の下限レベルにとどまっている。
また、10-12月期は営業減益となる格好であり、機械セクター内では相対的に伸び悩んでいるとの印象にも。
《KS》【株式会社フィスコ】
● 2011/02/09 09:29
株式新聞 レーティング情報=ゴールドマン・サックス証券(9日付サマリー)―DIC、千代化建など
ダイキン工業―投資判断「ニュートラル」(中立)継続、目標株価3400円→3350円
[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2011-02-09 09:29)
◎ あちゃヾ(≧(エ)≦)ノ
真っ逆さまです・・・・。
もしかしたら、ここから入れたらラッキー??ヾ(;´(エ)`A
それにしても、世界を狙うダイキンさんが『10-12月期は営業減益となる格好』
と言うのは、ちと致命的です、、、、。
● 2011/01/14 19:06 トムソンロイター UPDATE2:
米グッドマン買収を検討、投資回収やシナジーなど総合判断=ダイキンCEO
[大阪 14日 ロイター] ダイキン工業の井上礼之会長兼CEOは14日、大阪市内の本社で記者団に対し、米エアコン大手グッドマン・グローバル(テキサス州)の買収を検討していると語った。グッドマン株主の投資ファンドから話があり、投資回収や相乗効果(シナジー)のほか資金調達を含めて総合的に考えていくことが必要との認識を示した。さらに、M&A(合併・買収)を日常的に活用する方針を示した上で、グッドマン以外にも買収を検討している会社は複数あるとも話した。
関係筋が12月にロイターに明らかにしたところでは、グッドマンの全株を保有する米投資ファンド、ヘルマン・アンド・フリーマン(H&F、カリフォルニア州)が売却先を探している。売却価格は42億ドル(約3440億円)を上回る見込みだという。ダイキンの買収が実現すれば、エアコン部門の売上高は世界首位になる見通し。
井上会長は、H&Fからの売却提案について「話が来ている」と認めたが、「まだ全然交渉はしていない」とも述べた。買収検討については「これからどうするかということだ」とした上で、「シナジーや投資回収、負債と自己資本の関係や資金調達のことも考えなければならない」などとし、財務やファイナンスの面も検討対象になると話した。
10年9月末のダイキンの現預金は1789億円で、資金調達には増資も選択肢に入るとみられるが、井上会長は「株式市場で調達すると株価を希薄化させる問題があるので、そういう調達は避けなければならないということも考える」と話した。ダイキンは07年にマレーシアのエアコン大手OYLインダストリーズを約2400億円で買収した際、翌年になって借入金返済を目的に公募増資を実施している。
プラザアセットマネジメントのチーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)、村井一之氏は、海外での買収はダイキンにとって必要で、「方向性としては正しい」と指摘。ダイキンが増資に踏み切った場合は「中期的には株価にネガティブ」とする一方、「日本の大型株の中ではバリュエーションが高いので、それはやむを得ない」と語った。
<グッドマンのノウハウはブラジルでプラスに>
グッドマンは家庭用・小型業務用エアコンを手掛ける大手空調メーカーで、北米に700以上の販売・サービス拠点を持つ。09年の売上高は18.5億ドル(約1500億円)だった。H&Fは07年10月にグッドマンを18.5億ドル(同)で買収することに合意し、全株を保有している。
井上会長はグッドマンについて、米国市場のダクト方式の住宅用空調の分野で米国首位の会社だと評価した。ダイキンにとっては「米国市場を制することなく世界一にはなれない」として米国市場攻略を強調したほか、ダイキンがブラジルなどで事業を拡大する際は「グッドマンの持つダクト式のノウハウがプラスになることもある」との見方を示した。
また井上会長は、グッドマンのCEOにとっては「ファンドが持つよりストラテジックバイヤーの空調メーカーに買ってもらう方がプラスになるだろう」とも指摘。一方で、グッドマン株主のH&Fにとっては、グッドマン上場のほか、入札で複数社を競合させる選択肢もあるとも述べた。さらに、ダイキンにとっても、グッドマンの上場株を取得して経営参加する方法や、業務提携にとどめる方法など「いろいろな角度で検討している」とした上で、「総合的に考えていくことが必要で、慌てる必要は全然ない」と話した。
<3月末に空調事業で世界首位へ>
ダイキンは従来から、空調の分野で「グローバルナンバーワンを目指す」(井上会長)方針を掲げており、エアコン世界首位の米ユナイテッド・テクノロジーズ傘下のキャリア(コネティカット州)を超えることを目標にしてきた。ダイキンの09年度のエアコン部門の売上高は9086億円で、グッドマンを買収すれば1兆円を超える。
ただ、井上会長は「今期は新しいM&Aを行わなくても、空調グローバルナンバー1が現実のものになりつつある」との認識を示した。ダイキンの予想では、キャリアの10年1―12月期の空調売上高は7320億円に対し、ダイキンの11年3月期の空調事業の売上高は9400億円の見込みという。
現在策定中の11―15年度の中期経営計画の売上高については「少なくとも2兆円」とし、5年間で約2倍の拡大を目指す方針を明らかにした。3月中に決定する。インドやブラジルなど新興国に重点を置くほか、機器販売だけでなく周辺サービスの事業を強化するという。
一方で井上会長は、グッドマン以外にも買収を検討している会社が複数社あることを明らかにした。事業目的の達成のために「提携・連携・ジョイントベンチャー、まるまる買収というのを日常茶飯事のように使っていきたい」という。
※記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
(ロイター日本語ニュース 村井 令二 取材協力:藤田淳子)
※(reiji.murai@thomsonreuters.com; 03-6441-1823; ロイターメッセージング:reiji.murai.reuters.com@reuters.net)
◎ いよいよ、世界一を目指しての、始動か?
ダイキン、布石を模索。。。
一度、このグッドマンのニュースのときに撤退しましたが、
ダイキンには、個人的に注目しています。
動向を見ながら、入るつもりではあります^^
米グッドマン買収を検討、投資回収やシナジーなど総合判断=ダイキンCEO
[大阪 14日 ロイター] ダイキン工業の井上礼之会長兼CEOは14日、大阪市内の本社で記者団に対し、米エアコン大手グッドマン・グローバル(テキサス州)の買収を検討していると語った。グッドマン株主の投資ファンドから話があり、投資回収や相乗効果(シナジー)のほか資金調達を含めて総合的に考えていくことが必要との認識を示した。さらに、M&A(合併・買収)を日常的に活用する方針を示した上で、グッドマン以外にも買収を検討している会社は複数あるとも話した。
関係筋が12月にロイターに明らかにしたところでは、グッドマンの全株を保有する米投資ファンド、ヘルマン・アンド・フリーマン(H&F、カリフォルニア州)が売却先を探している。売却価格は42億ドル(約3440億円)を上回る見込みだという。ダイキンの買収が実現すれば、エアコン部門の売上高は世界首位になる見通し。
井上会長は、H&Fからの売却提案について「話が来ている」と認めたが、「まだ全然交渉はしていない」とも述べた。買収検討については「これからどうするかということだ」とした上で、「シナジーや投資回収、負債と自己資本の関係や資金調達のことも考えなければならない」などとし、財務やファイナンスの面も検討対象になると話した。
10年9月末のダイキンの現預金は1789億円で、資金調達には増資も選択肢に入るとみられるが、井上会長は「株式市場で調達すると株価を希薄化させる問題があるので、そういう調達は避けなければならないということも考える」と話した。ダイキンは07年にマレーシアのエアコン大手OYLインダストリーズを約2400億円で買収した際、翌年になって借入金返済を目的に公募増資を実施している。
プラザアセットマネジメントのチーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)、村井一之氏は、海外での買収はダイキンにとって必要で、「方向性としては正しい」と指摘。ダイキンが増資に踏み切った場合は「中期的には株価にネガティブ」とする一方、「日本の大型株の中ではバリュエーションが高いので、それはやむを得ない」と語った。
<グッドマンのノウハウはブラジルでプラスに>
グッドマンは家庭用・小型業務用エアコンを手掛ける大手空調メーカーで、北米に700以上の販売・サービス拠点を持つ。09年の売上高は18.5億ドル(約1500億円)だった。H&Fは07年10月にグッドマンを18.5億ドル(同)で買収することに合意し、全株を保有している。
井上会長はグッドマンについて、米国市場のダクト方式の住宅用空調の分野で米国首位の会社だと評価した。ダイキンにとっては「米国市場を制することなく世界一にはなれない」として米国市場攻略を強調したほか、ダイキンがブラジルなどで事業を拡大する際は「グッドマンの持つダクト式のノウハウがプラスになることもある」との見方を示した。
また井上会長は、グッドマンのCEOにとっては「ファンドが持つよりストラテジックバイヤーの空調メーカーに買ってもらう方がプラスになるだろう」とも指摘。一方で、グッドマン株主のH&Fにとっては、グッドマン上場のほか、入札で複数社を競合させる選択肢もあるとも述べた。さらに、ダイキンにとっても、グッドマンの上場株を取得して経営参加する方法や、業務提携にとどめる方法など「いろいろな角度で検討している」とした上で、「総合的に考えていくことが必要で、慌てる必要は全然ない」と話した。
<3月末に空調事業で世界首位へ>
ダイキンは従来から、空調の分野で「グローバルナンバーワンを目指す」(井上会長)方針を掲げており、エアコン世界首位の米ユナイテッド・テクノロジーズ傘下のキャリア(コネティカット州)を超えることを目標にしてきた。ダイキンの09年度のエアコン部門の売上高は9086億円で、グッドマンを買収すれば1兆円を超える。
ただ、井上会長は「今期は新しいM&Aを行わなくても、空調グローバルナンバー1が現実のものになりつつある」との認識を示した。ダイキンの予想では、キャリアの10年1―12月期の空調売上高は7320億円に対し、ダイキンの11年3月期の空調事業の売上高は9400億円の見込みという。
現在策定中の11―15年度の中期経営計画の売上高については「少なくとも2兆円」とし、5年間で約2倍の拡大を目指す方針を明らかにした。3月中に決定する。インドやブラジルなど新興国に重点を置くほか、機器販売だけでなく周辺サービスの事業を強化するという。
一方で井上会長は、グッドマン以外にも買収を検討している会社が複数社あることを明らかにした。事業目的の達成のために「提携・連携・ジョイントベンチャー、まるまる買収というのを日常茶飯事のように使っていきたい」という。
※記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
(ロイター日本語ニュース 村井 令二 取材協力:藤田淳子)
※(reiji.murai@thomsonreuters.com; 03-6441-1823; ロイターメッセージング:reiji.murai.reuters.com@reuters.net)
◎ いよいよ、世界一を目指しての、始動か?
ダイキン、布石を模索。。。
一度、このグッドマンのニュースのときに撤退しましたが、
ダイキンには、個人的に注目しています。
動向を見ながら、入るつもりではあります^^
● 2010/12/13 15:36 トムソンロイター
〔ハイライト〕空調市場でM&A広がる可能性、ビルの省エネ需要にらみ業界再編も
・空調世界トップは米キャリア。エレベータ、航空機エンジンの米ユナイテッド・テクノロジーズの子会社
・M&Aが活発化、米空調大手2社が制御技術や冷凍技術を持つ米コングロマリットの傘下に
・ダイキンが米グッドマン・グローバルを買収の可能性
・ビル省エネのキーとなる制御システム、エレベータ・エスカレータを巻き込んだ再編の可能性
上野 武昭
[東京 13日 ロイター INVESTMENTVIEWS]
空調世界2位のダイキンはM&Aを成長戦略の一つと位置づけており、展開が遅れているアメリカ市場の開拓、今後重要度が増すビル全体の制御技術の獲得などが注力分野とみられる。空調市場は冷凍機器も含み世界で13兆円、アメリカだけでも4兆円と膨大な市場。ビルを中心とした業務エリアは自動車などの運輸に比べCO2削減が遅れている。特に、アメリカではビル全体の省エネの効率を追求するため制御も含めて空調などを提供するニーズが強まっている。ビルの省エネのキーテクノロジーとなる制御システム、エレベータなどを巻き込んだM&Aが広がるかもしれない。
<空調世界トップは米キャリア、エレベータ、航空機エンジンの米ユナイテッド・テクノロジーズの子会社>
空調機器の世界トップは米ユナイテッド・テクノロジー子会社の米キャリア。2009年売上高は114億ドル(1ドル83円換算で9462億円)、営業利益は7.4億ドル(同614億円)。ダイキンは世界2位で空調事業の2009年度売上高は9089億円、営業利益は458億円である。
ユナイテッド・テクノロジーズはコングロマリットで、空調のキャリアに加え、航空機エンジン大手の米プラット&ホイットニー、エレベータ・エスカレータで世界のリーディングカンパニーである米オーティスなどを傘下に持つ。
<米空調大手が制御システムや冷凍技術を持つ会社の傘下に>
空調市場は冷凍を含めて世界で13兆円だが、地域別ではアメリカが4兆円と最大の市場。アメリカでは、米キャリア、米トレーン、米ヨーク・インターナショナルが上位3社を形成する。
ヨーク・インターナショナルは、2005年12月にビルのエネルギー効率や運用効率を最適化する制御システム、自動車用バッテリーなどを手がける米ジョンソン・コントロールズに32億ドル(1ドル83円換算で2656億円)で買収され、子会社となっている。
また、2007年12月、削岩機、エアツール・コンプレッサー、車載冷凍装置などを手がける米インガソール・ランドは98億ドルで(1ドル83円換算で8134億円)トレーンの買収を発表した。
トレーンは2001年11月にダイキンと空調製品の相互供給を含む包括グローバル戦略提携に合意していたが、大きなビジネスに育たなかった。その当時、トレーンは世界的に水回り事業を展開する米アメリカン スタンダード傘下にあった。
なお、空調大手をグループに持つ各コングロマリットの2009年の売上高は、ユナイテッド・テクノロジーズが529.2億ドル(1ドル83円換算で4兆3924億円)、インガソール・ランドが131.95億ドル(同1兆952億円)、ジョンソン・コントロールズが2010年9月までの年間で343.05億ドル(同2兆8473億円)である。
<米ファンドは米グッドマン・グローバルを2007年に18.52億ドルで買収>
2007年10月、米プライベートエクイティ(PE)のヘルマン・アンド・フリードマンは、米空調メーカーのグッドマン・グローバルを18.52億ドル(1株あたり25.6ドル)で買収。日本円では1ドル83円換算で1537億円(1株あたり2125円)での買収となる。現在、ヘルマン・アンド・フリードマンはグッドマン・グローバルの売却を模索している。ダイキンが関心を示しているとの報道もあり、買収提示額は3000億円超とみられている。
グッドマン・グローバルは家庭用・ビル用エアコン、ヒーティング機器、ベンチレーション(換気)機器などを手がける大手空調メーカーで、北米で700以上の販売・サービスネットワークを有する。
ダイキンが買収に興味を示すとすれば、その目的は出遅れているアメリカ市場への本格進出だろう。アメリカの空調の主流は、同社が得意とし、日本や欧州、アジアなどで主流のビル用マルチエアコン(個別エリアごとに温度・風量を調節)でなく、アプライド空調方式。アプライド方式とは大空間の冷暖房対応で、中央監視室から専門オペレータによって操作する。ユーザーの多様な用途に応じて最適な機器を組み合わせ、設備全体の制御も含めて提供する空調システム。
ダイキンはアプライド方式をもともと手がけていなかったため、2007年1月アプライド市場で世界第4位の空調メーカーの米マッケイを傘下に持つマレーシア・OYLインダストリーズを買収した。
ただ、ダイキンは米住宅着工低迷とリーマンショックによりアメリカでの事業は苦戦している。OYLを買収した2007年当時、2010年度の北米での売上高を1400億円とイメージしていたが、現状では当時想定を大幅に下回る1000億円となる見込み。
<仮に買収するならば、資金は株式市場から調達の可能性>
グッドマン・グローバルがヘルマン・アンド・フリードマンに買収された年の2007年のグッドマン・グローバルの売上高は19.4億ドル、営業利益2.3億ドル、EBITDA(税引前利益に特別損益、支払利息、減価償却費を加える)2.7億ドル。2009年の売上高は18.5億ドル(1ドル83円換算で1536億円)、営業利益2.8億ドル(同232億円)、EBITDA3.4億ドル(同282億円)。2010年1─3月は前年同期比ベースでみると、売上高が22%増、営業利益4.8倍、EBITDA2.8倍。
ダイキンの手元資金は2010年9月末で1790億円、D(有利子負債)/E(自己資本)比率は0.8倍。仮に、3000億円規模を全額借入金でまかなうと、D/E比率は1.3倍となり1倍を超える。
会社側は2007年のOYLインダストリーズ買収の時に必要資金が2400億円かかり、借り入れとエクイティファイナンス(公募2550万株:公募価格4057円、第三者割当増資380万株)を実施した経緯があり、仮に、グッドマン・グローバルを買収するならば、株式市場から資金調達する可能性がある。
<ビル省エネのキーとなる制御システム、エレベータなどを巻き込んだ再編の可能性>
ダイキンはM&Aを成長戦略の一つと位置づけている。アジア、欧州市場では強みを持つが、アメリカマーケットでは3─4位グループにとどまっている。
特に、アプライド空調が主流のアメリカでは、ユーザーの用途に応じて最適な機器を組み合わせ、設備全体の制御も含めて提供するビジネスであるため、事業拡大のためには、ビル設備業者へのコンサルティング営業の拠点となるサービスネットワークの構築、ユーザーのエネルギー効率向上ニーズに応えるためのビル制御技術の蓄積などが必要となる。
仮に、グッドマン・グローバルを買収すれば、販売・サービス網が一気に拡大でき、ダイキンの空調売上高は1兆0060億円(2010年度予想)にグッドマン・グローバルの年間売上高見込みの1000─2000億円が上乗せされ、世界トップの米キャリアを上回ることが期待される。
ただ、米空調大手のヨーク・インターナショナルが、制御システムのジョンソン・コントロールズのグループに入ったことで得られたような空調と制御が融合するビジネスモデルに近づくためには、ダイキンにとって制御システム技術を持つ会社との連携が求められるかもしれない。
ビルのエネルギー効率改善ニーズは、空調だけにとどまらず、照明、エレベータ・エスカレータ、セキュリティなどの制御を一元化して省エネを図る動きにまで広がりつつある。
ダイキンの今後の展開が注目されるほか、空調、エレベータ、制御システムなどを手がけビル管理システムの展開を進める三菱電機、エレベータ・エスカレータ企業のフィンランド・コネ、スイス・シンドラー、日立、東芝、空調の富士通ゼネラル、ビルオートメーションの山武、制御機器・モータの日本電産、米GE、米ロックウェル、フランス・シュナイダー、安川電機、照明システムに力を入れる鹿島、清水建設などの今後の動向からも目が離せない。
〔ハイライト〕空調市場でM&A広がる可能性、ビルの省エネ需要にらみ業界再編も
・空調世界トップは米キャリア。エレベータ、航空機エンジンの米ユナイテッド・テクノロジーズの子会社
・M&Aが活発化、米空調大手2社が制御技術や冷凍技術を持つ米コングロマリットの傘下に
・ダイキンが米グッドマン・グローバルを買収の可能性
・ビル省エネのキーとなる制御システム、エレベータ・エスカレータを巻き込んだ再編の可能性
上野 武昭
[東京 13日 ロイター INVESTMENTVIEWS]
空調世界2位のダイキンはM&Aを成長戦略の一つと位置づけており、展開が遅れているアメリカ市場の開拓、今後重要度が増すビル全体の制御技術の獲得などが注力分野とみられる。空調市場は冷凍機器も含み世界で13兆円、アメリカだけでも4兆円と膨大な市場。ビルを中心とした業務エリアは自動車などの運輸に比べCO2削減が遅れている。特に、アメリカではビル全体の省エネの効率を追求するため制御も含めて空調などを提供するニーズが強まっている。ビルの省エネのキーテクノロジーとなる制御システム、エレベータなどを巻き込んだM&Aが広がるかもしれない。
<空調世界トップは米キャリア、エレベータ、航空機エンジンの米ユナイテッド・テクノロジーズの子会社>
空調機器の世界トップは米ユナイテッド・テクノロジー子会社の米キャリア。2009年売上高は114億ドル(1ドル83円換算で9462億円)、営業利益は7.4億ドル(同614億円)。ダイキンは世界2位で空調事業の2009年度売上高は9089億円、営業利益は458億円である。
ユナイテッド・テクノロジーズはコングロマリットで、空調のキャリアに加え、航空機エンジン大手の米プラット&ホイットニー、エレベータ・エスカレータで世界のリーディングカンパニーである米オーティスなどを傘下に持つ。
<米空調大手が制御システムや冷凍技術を持つ会社の傘下に>
空調市場は冷凍を含めて世界で13兆円だが、地域別ではアメリカが4兆円と最大の市場。アメリカでは、米キャリア、米トレーン、米ヨーク・インターナショナルが上位3社を形成する。
ヨーク・インターナショナルは、2005年12月にビルのエネルギー効率や運用効率を最適化する制御システム、自動車用バッテリーなどを手がける米ジョンソン・コントロールズに32億ドル(1ドル83円換算で2656億円)で買収され、子会社となっている。
また、2007年12月、削岩機、エアツール・コンプレッサー、車載冷凍装置などを手がける米インガソール・ランドは98億ドルで(1ドル83円換算で8134億円)トレーンの買収を発表した。
トレーンは2001年11月にダイキンと空調製品の相互供給を含む包括グローバル戦略提携に合意していたが、大きなビジネスに育たなかった。その当時、トレーンは世界的に水回り事業を展開する米アメリカン スタンダード傘下にあった。
なお、空調大手をグループに持つ各コングロマリットの2009年の売上高は、ユナイテッド・テクノロジーズが529.2億ドル(1ドル83円換算で4兆3924億円)、インガソール・ランドが131.95億ドル(同1兆952億円)、ジョンソン・コントロールズが2010年9月までの年間で343.05億ドル(同2兆8473億円)である。
<米ファンドは米グッドマン・グローバルを2007年に18.52億ドルで買収>
2007年10月、米プライベートエクイティ(PE)のヘルマン・アンド・フリードマンは、米空調メーカーのグッドマン・グローバルを18.52億ドル(1株あたり25.6ドル)で買収。日本円では1ドル83円換算で1537億円(1株あたり2125円)での買収となる。現在、ヘルマン・アンド・フリードマンはグッドマン・グローバルの売却を模索している。ダイキンが関心を示しているとの報道もあり、買収提示額は3000億円超とみられている。
グッドマン・グローバルは家庭用・ビル用エアコン、ヒーティング機器、ベンチレーション(換気)機器などを手がける大手空調メーカーで、北米で700以上の販売・サービスネットワークを有する。
ダイキンが買収に興味を示すとすれば、その目的は出遅れているアメリカ市場への本格進出だろう。アメリカの空調の主流は、同社が得意とし、日本や欧州、アジアなどで主流のビル用マルチエアコン(個別エリアごとに温度・風量を調節)でなく、アプライド空調方式。アプライド方式とは大空間の冷暖房対応で、中央監視室から専門オペレータによって操作する。ユーザーの多様な用途に応じて最適な機器を組み合わせ、設備全体の制御も含めて提供する空調システム。
ダイキンはアプライド方式をもともと手がけていなかったため、2007年1月アプライド市場で世界第4位の空調メーカーの米マッケイを傘下に持つマレーシア・OYLインダストリーズを買収した。
ただ、ダイキンは米住宅着工低迷とリーマンショックによりアメリカでの事業は苦戦している。OYLを買収した2007年当時、2010年度の北米での売上高を1400億円とイメージしていたが、現状では当時想定を大幅に下回る1000億円となる見込み。
<仮に買収するならば、資金は株式市場から調達の可能性>
グッドマン・グローバルがヘルマン・アンド・フリードマンに買収された年の2007年のグッドマン・グローバルの売上高は19.4億ドル、営業利益2.3億ドル、EBITDA(税引前利益に特別損益、支払利息、減価償却費を加える)2.7億ドル。2009年の売上高は18.5億ドル(1ドル83円換算で1536億円)、営業利益2.8億ドル(同232億円)、EBITDA3.4億ドル(同282億円)。2010年1─3月は前年同期比ベースでみると、売上高が22%増、営業利益4.8倍、EBITDA2.8倍。
ダイキンの手元資金は2010年9月末で1790億円、D(有利子負債)/E(自己資本)比率は0.8倍。仮に、3000億円規模を全額借入金でまかなうと、D/E比率は1.3倍となり1倍を超える。
会社側は2007年のOYLインダストリーズ買収の時に必要資金が2400億円かかり、借り入れとエクイティファイナンス(公募2550万株:公募価格4057円、第三者割当増資380万株)を実施した経緯があり、仮に、グッドマン・グローバルを買収するならば、株式市場から資金調達する可能性がある。
<ビル省エネのキーとなる制御システム、エレベータなどを巻き込んだ再編の可能性>
ダイキンはM&Aを成長戦略の一つと位置づけている。アジア、欧州市場では強みを持つが、アメリカマーケットでは3─4位グループにとどまっている。
特に、アプライド空調が主流のアメリカでは、ユーザーの用途に応じて最適な機器を組み合わせ、設備全体の制御も含めて提供するビジネスであるため、事業拡大のためには、ビル設備業者へのコンサルティング営業の拠点となるサービスネットワークの構築、ユーザーのエネルギー効率向上ニーズに応えるためのビル制御技術の蓄積などが必要となる。
仮に、グッドマン・グローバルを買収すれば、販売・サービス網が一気に拡大でき、ダイキンの空調売上高は1兆0060億円(2010年度予想)にグッドマン・グローバルの年間売上高見込みの1000─2000億円が上乗せされ、世界トップの米キャリアを上回ることが期待される。
ただ、米空調大手のヨーク・インターナショナルが、制御システムのジョンソン・コントロールズのグループに入ったことで得られたような空調と制御が融合するビジネスモデルに近づくためには、ダイキンにとって制御システム技術を持つ会社との連携が求められるかもしれない。
ビルのエネルギー効率改善ニーズは、空調だけにとどまらず、照明、エレベータ・エスカレータ、セキュリティなどの制御を一元化して省エネを図る動きにまで広がりつつある。
ダイキンの今後の展開が注目されるほか、空調、エレベータ、制御システムなどを手がけビル管理システムの展開を進める三菱電機、エレベータ・エスカレータ企業のフィンランド・コネ、スイス・シンドラー、日立、東芝、空調の富士通ゼネラル、ビルオートメーションの山武、制御機器・モータの日本電産、米GE、米ロックウェル、フランス・シュナイダー、安川電機、照明システムに力を入れる鹿島、清水建設などの今後の動向からも目が離せない。
● 2010/11/22 00:00 四季報
速報 ダイキン工業 - ダイキン工業がブラジル市場に新規参入へ。今期もエアコン販売好調で、業績は会社修正値から上振れの公算
エアコン世界販売2位のダイキン工業が、新興国への展開を加速する。インドでの家庭用エアコンの本格化に続き、ブラジルでも空調市場に新規参入する意向であることが、「東洋経済オンライン」の取材で明らかになった。
これまで、ブラジルでの販売実績はほぼゼロだったが、今後空調需要が拡大すると見込まれるため、参入を検討する。目下、約20名のダイキン社員が現地入りし、マーケティング調査に乗り出しているようだ。
同社幹部は「日本や欧州、米国、そして中国などで展開してきたが、次に伸びてくるのはインドやブラジルだろう。10年度内には、ブラジル参入への経営意思の決定をしたい。早ければ11年度中にも、現地法人を設立する可能性がある」と語った。
ダイキンは大型空調機から業務用、そして家庭用エアコンまで、フルレンジでの製品を持つ。工場も日本だけでなく、中国やタイなどに拠点があり、世界供給体制を確立している。このため、ブラジル市場にはどのレンジで展開するのか、製造拠点や販売網をどのように整えていくのか、などを今後検討していくようだ。
ダイキンは先ごろ、業務用エアコンを展開していたインドに家庭用エアコンを2011年に投入することを公表したばかり。中国では、現地大手の格力電器との提携をテコに、低価格帯の家庭用エアコンを普及させている。日本と欧州がこれまでの主力地域だったが、今後は中国などのアジアや、インドやブラジルなどの新興国でも拡販していく方針だ。
なお、今2011年3月期業績も、期初の見通しよりも好調に推移している。会社側は11月9日、今期売上高1兆1600億円(前期比13%増)、営業利益780億円(同77%)へ業績見通しを修正、期初計画から売上高で50億円、営業利益で50億円を上積みした。
利益柱のエアコンは、夏の猛暑の影響で欧州や中国など全般に好調だ。フッ素化学は中国などで想定以上に伸び、値上げや人員削減などの合理化も効いている。暖房機器も下期(10月~11年3月期)に増加する見通し。円高の影響はあるが、修正後の会社の下期営業益計画はなお慎重だろう。
「東洋経済オンライン」は今期予想については、下記のとおり、独自に増額していた従来予想を据え置く。
(梅咲 恵司)
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 1,023,964 44,037 43,768 19,390 66.4 32
連本2011.03予 1,200,000 82,000 79,000 24,000 82.3 36
連本2012.03予 1,270,000 100,000 100,000 60,000 205.7 36-38
連中2010.09 570,963 40,408 38,938 5,467 18.8 18
連中2011.09予 610,000 48,000 48,000 28,000 96.0 18-19
(株)東洋経済新報社
◎ 「うるるとサララ」や暖房エアコンなど、これからの時期にエコポイントの関連で
国内での需要もあるかと。。。
ブラジル等への進出が、どの辺りから数字が出てくるかはわからないが、
また夏以来の注目が集まる気配?!
速報 ダイキン工業 - ダイキン工業がブラジル市場に新規参入へ。今期もエアコン販売好調で、業績は会社修正値から上振れの公算
エアコン世界販売2位のダイキン工業が、新興国への展開を加速する。インドでの家庭用エアコンの本格化に続き、ブラジルでも空調市場に新規参入する意向であることが、「東洋経済オンライン」の取材で明らかになった。
これまで、ブラジルでの販売実績はほぼゼロだったが、今後空調需要が拡大すると見込まれるため、参入を検討する。目下、約20名のダイキン社員が現地入りし、マーケティング調査に乗り出しているようだ。
同社幹部は「日本や欧州、米国、そして中国などで展開してきたが、次に伸びてくるのはインドやブラジルだろう。10年度内には、ブラジル参入への経営意思の決定をしたい。早ければ11年度中にも、現地法人を設立する可能性がある」と語った。
ダイキンは大型空調機から業務用、そして家庭用エアコンまで、フルレンジでの製品を持つ。工場も日本だけでなく、中国やタイなどに拠点があり、世界供給体制を確立している。このため、ブラジル市場にはどのレンジで展開するのか、製造拠点や販売網をどのように整えていくのか、などを今後検討していくようだ。
ダイキンは先ごろ、業務用エアコンを展開していたインドに家庭用エアコンを2011年に投入することを公表したばかり。中国では、現地大手の格力電器との提携をテコに、低価格帯の家庭用エアコンを普及させている。日本と欧州がこれまでの主力地域だったが、今後は中国などのアジアや、インドやブラジルなどの新興国でも拡販していく方針だ。
なお、今2011年3月期業績も、期初の見通しよりも好調に推移している。会社側は11月9日、今期売上高1兆1600億円(前期比13%増)、営業利益780億円(同77%)へ業績見通しを修正、期初計画から売上高で50億円、営業利益で50億円を上積みした。
利益柱のエアコンは、夏の猛暑の影響で欧州や中国など全般に好調だ。フッ素化学は中国などで想定以上に伸び、値上げや人員削減などの合理化も効いている。暖房機器も下期(10月~11年3月期)に増加する見通し。円高の影響はあるが、修正後の会社の下期営業益計画はなお慎重だろう。
「東洋経済オンライン」は今期予想については、下記のとおり、独自に増額していた従来予想を据え置く。
(梅咲 恵司)
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 1,023,964 44,037 43,768 19,390 66.4 32
連本2011.03予 1,200,000 82,000 79,000 24,000 82.3 36
連本2012.03予 1,270,000 100,000 100,000 60,000 205.7 36-38
連中2010.09 570,963 40,408 38,938 5,467 18.8 18
連中2011.09予 610,000 48,000 48,000 28,000 96.0 18-19
(株)東洋経済新報社
◎ 「うるるとサララ」や暖房エアコンなど、これからの時期にエコポイントの関連で
国内での需要もあるかと。。。
ブラジル等への進出が、どの辺りから数字が出てくるかはわからないが、
また夏以来の注目が集まる気配?!
● ふじたんくんさん
はじめまして^^
下げ過ぎですね。再びインフル流行の時期、期待したいです。
同じインフル関連の「大幸製薬」も、じわじわと↑になるでせう。。。
ダイキンは、まぁ、インフルに限らず欧米・アジアではこれからですし^^
はじめまして^^
下げ過ぎですね。再びインフル流行の時期、期待したいです。
同じインフル関連の「大幸製薬」も、じわじわと↑になるでせう。。。
ダイキンは、まぁ、インフルに限らず欧米・アジアではこれからですし^^
賛成です。ちょっと時間はかかるかもしれませんが、3,100円くらいまでなんとか・・・。予算が許せば買ったのに・・・。
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