北越工、前期経常を27％上方修正、配当も5円増額

　北越工業 <6364> [東証Ｐ] が4月28日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の32億円→40.5億円(前の期は29.2億円)に26.6％上方修正し、増益率が9.6％増→38.7％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14億円→22.5億円(前年同期は20.7億円)に60.4％増額し、一転して8.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の25円→30円(前の期は22円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの業績は、販売面では特に北米向けが前年度低迷した需要の反動増によって大幅に受注が伸長したことに加え、為替の円安効果もあり売上を大きく伸ばしました。また、中国を除くその他すべての海外地域においても堅調に推移した結果、通期の売上高につきましては、前回発表予想を上回る見込となりました。　利益面では、海上輸送コストの高騰に加え、当年度後半からの鋼材を中心とした原材料コストの増加はありましたが、海外向け製品の受注増加により工場の操業度が回復し、円安効果も重なったことで損益が改善された結果、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益とも前回発表予想を上回る見込みとなりました。(注)上記の予想値は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。

　　当社は、株主に対する利益還元を経営の最重要政策のひとつとして位置付けております。基本的には、企業体質の強化や将来の収益力向上に向けた投資に内部留保を効率的に活用しながら、収益状況に対応した配当を継続的に行う方針であります。　2022年３月期の１株当たり期末配当金につきましては、通期の業績予想の修正に伴い期末配当予想を15円から20円へ修正いたします。