石井鉄、今期経常を23％上方修正・2期ぶり最高益更新へ

　石井鐵工所 <6362> [東証Ｓ] が2月8日大引け後(17:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比57.1％増の10.2億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の13億円→16億円(前期は11億円)に23.1％上方修正し、増益率が17.4％増→44.5％増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.4億円→9.4億円(前年同期は7.3億円)に46.9％増額し、一転して27.4％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比28.7％増の3.6億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の9.2％→14.7％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、鉄構事業において、海外大型工事の完工時期が遅れたことにより100億円となる見込みであります。営業利益は、国内外の利益率の高い大型工事の完工及び円安による為替の影響などにより15億50百万円となる見込みであります。以上の事から、経常利益は16億円、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円となる見込みであります。*本資料に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係わる現時点における仮定を前提としております。従いまして、実際の業績は今後様々な要因の変化によって今回の見通しと異なる結果となる可能性があります。