新東工が急反発、野村証は「１」（強気）へ引き上げ

　新東工業が急反発。一時６６円高の８０５円まで買われた。午前１０時５１分時点は４１円高の７８０円。

　野村証券では７日付で、投資判断を「２」（中立）から「１」（強気）へ、目標株価を７６０円から１０００円へ引き上げた。同証券では、「受注は消耗品を中心に０９年１－３月期を底に回復基調にある。鋳造装置の受注もアジアなど新興国向けに回復し始めた」として、「１１年３月期以降の業績改善の確度が高まった」と判断している。１１年３月期以降の利益予想を上方修正。１１年３月期の連結営業利益は１６億５０００万円、１２年３月期は３５億円になると予想している。

　新東工は７日引け後に１０年３月期決算を発表。１０年３月期連結営業利益は前期比８３．７％減の１１億５５００万円となった。減益となったが、消耗材やメンテナンス、部品などの需要回復やコストダウンにより、２億円の赤字計画から一転して黒字となった。　１１年３月期連結営業利益予想は前期比３０．８％減の８億円。「鋳造設備、表面処理装置などの需要回復にはなお時間を要する」と想定している。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社