タカトリ、前期経常を2.5倍上方修正・18期ぶり最高益更新へ

　タカトリ <6338> [東証Ｓ] が10月28日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年9月期の連結経常利益を従来予想の5.7億円→14.6億円(前の期は4.9億円)に2.5倍上方修正し、増益率が17.8％増→3.0倍に拡大し、18期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億円の赤字→7.7億円の黒字(前年同期は2.4億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、3.2倍増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年９月期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症、電子部品等原材料の供給不足、資源価格の高騰、物流面の混乱等による業績への影響を限定的なものに留めたこと、自動車電動化や機器の省電力化に不可欠なパワーＩＣの需要が引き続き拡大し設備投資が旺盛であること、パワー半導体向けＳｉＣ材料切断加工装置の商品力が市場に評価され、高いマーケットシェアを維持していること、さらに、諸経費の削減に努力したこと等により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回予想を上回る見込みであります。個別決算における特別利益（投資損失引当金戻入額）の計上　　当社は、個別決算において、連結子会社である高鳥（常熟）精密機械有限公司の株式について純資産額が減少したことに伴い投資損失引当金を計上しておりましたが、2022年９月期におきまして、高鳥（常熟）精密機械有限公司の業績が好調に推移したことに伴い、財務状況に改善が認められたことから、投資損失引当金の一部（35百万円）を戻入れることにいたしました。　　なお、当該投資損失引当金戻入額につきましては、連結財務諸表上では全額消去されるため、連結業績への影響はありません。（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって業績予想値と異なる場合があります。