【井川純一の今夜も兜町で一杯】東証２部銘柄が熱い…みたい

　今日２月３日（金曜日）の日経平均株価は３円６２銭高の１万８９１８円２０銭と、どうにか反発。長期金利と為替動向に振り回される波乱の１日。なんだか、疲れました。
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　知人の市場関係者が電話をかけてきて、「いま東証２部銘柄が熱い」とおっしゃる。ほほう、覗いてい見ると確かに面白い。年初から順調に下値を切り上げる岡本工作機械製作所<6125.T>、ここ急伸している明治機械<6334.T>、今日は下げたが昨日は大幅高だった内海造船<7018.T>など、主力株の動きが鈍いなか元気いっぱい。共通項は、そうねぇ２００円近辺の低位株。岡本工作は年初の１４０円近辺からスタートし現在にいたっている。

　昨晩は知人の経済ライター氏と杯を交わしていたのだが、その彼は「まったく、わけの分からん相場だよなぁ」と、ホルモン焼きを頬張りながら何度も繰り返していた。そして、「こういう時は、低位の材料株が動く」と、妙に納得していた。まぁ、そんなことは誰でも知っているわけで、今更ながらなのだが、それを言うのも面倒くさいので、黙ってホッピーをすする。

　そういった意味では、前出の市場関係者が言うように２部銘柄に妙味ありってとこなのだろうか。まっ、裏付けがある訳ではなく、そうねぇ、ただの長年の勘としか言いようがない。そんなわけで、ぼんやり２部銘柄に目をやっていると、ある銘柄が目に入る。ほほぉ「東ソー<4042.T>が大株主ねぇ…」と口をつく。こういった銘柄選定も、これまたただの勘というやつだ。ただ最近は、この長年の勘とやらも錆びついてきたわけで、よわっちまったよなぁ。

　それにしても、昨晩のホルモン屋は旨かった。場所は新宿裏通り、ぷらっとくぐった暖簾の向こうには、寡黙なオヤジたちがテレビを見ながら酒を飲んでいる。ああ、まったくもって、良い景色だよなぁ。
《ＫＣ》

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）