巴工業の第３四半期は売上高５．０％増、営業利益１４．１％減

　巴工業<6309.T>は４日取引終了後、１４年１０月期第３四半期（１３年１１月～１４年７月）累計の連結決算を発表した。売上高は２９３億７００万円（前年同期比５．０％増）、営業利益は７億７３００万円（同１４．１％減）、最終利益は７億３３００万円（同２５．１％増）だった。
　機械製造販売事業は、国内官需向けの販売は堅調に推移したものの、そのほか国内民需向けや海外向けの販売は総じて低調となった。化学工業製品販売事業は、合成樹脂分野の国内販売は低調となったが、化成品分野、機能材料分野、電子材料分野、工業材料分野などの販売が堅調に推移した。利益面は、機械製造販売事業では減益となった一方で、化学工業製品販売事業では増収を要因として増益となった。また、非連結子会社からの配当収入や、深圳コンパウンド事業の完全子会社化に伴い、少数株主持分の取得による特別利益の計上があり、最終利益が膨らんだ。
　業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高４０９億円（前期比７．１％増）、営業利益１６億３０００万円（同７．５％増）、最終利益１２億円（同４２．７％増）を見込んでいる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）