巴工業、今期経常を一転5％増益に上方修正・最高益、配当も24円増額

　巴工業 <6309> [東証Ｐ] が6月7日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。23年10月期の連結経常利益を従来予想の29.7億円→36億円(前期は34.2億円)に21.2％上方修正し、一転して5.2％増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の28円→40円に大幅増額し、下期配当も従来計画の28円→40円に増額修正した。年間配当は80円(前期は53円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の売上高につきましては、機械製造販売事業では一部案件が繰延べとなる見込みから当初予想を3.1億円下回る一方、化学工業製品販売事業では機能材関連を中心に好調が見込まれるため当初予想を13.9億円上回ることから、全体では484.6億円となる見込みです。利益面においては化学工業製品販売事業の販売好調による増益を主因として営業利益が650百万円、経常利益が630百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が390百万円と、それぞれ当初予想に対して増益となる見込みです。※上記の業績予想は、現時点において当社が入手している情報および合理的であると判断する前提に基づいており、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる場合があります。

　　本日公表しました 2023 年10 月期業績の状況（連結営業利益と経常利益予想が過去最高益を更新する見込み）を踏まえ、株主の皆様への利益還元の更なる充実を図るべく、１株当たりの中間配当を直近の配当予想の28 円00 銭から12 円増配し40 円00 銭とします。　また、期末配当予想については28 円00 銭から12 円増配し40 円00 銭とします。これにより、中間配当を含めた2023 年10 月期の年間配当予想は、1 株当たり80 円00 銭となります。