マルマエ、今期経常を23％上方修正・3期ぶり最高益更新へ

　マルマエ <6264> が6月30日大引け後(15:00)に決算を発表。21年8月期第3四半期累計(20年9月-21年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比28.7％増の7.7億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の10億円→12.3億円(前期は8.3億円)に23.1％上方修正し、増益率が19.9％増→47.6％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常利益も従来予想の5.7億円→8億円(前年同期は4.9億円)に40.0％増額し、増益率が17.2％増→64.1％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の経常利益は前年同期比35.1％増の3.5億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の22.8％→26.7％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年８月期につきましては、売上高は、従来の想定に比べ半導体分野で市場環境の改善に伴う既存顧客からの受注増加に加え新規顧客からの量産受注が増加している状況や、ＦＰＤ分野でも新規顧客からの受注が拡大していることから、増加する見通しとなりました。　一方、損益面につきましては、従来の予想に対し売上高が拡大したことと、それに伴う工場稼働率の向上による製造原価率の低減もあり、営業利益は改善する見込みとなりました。