フリュー、今期経常を18％上方修正、配当も1円増額

　フリュー <6238> [東証Ｐ] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比64.8％増の35億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→39億円(前期は21.7億円)に18.2％上方修正し、増益率が51.4％増→79.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.2億円→15.2億円(前年同期は6億円)に64.8％増額し、増益率が53.1％増→2.5倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の38円→39円(前期は38円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の11.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.5％→9.5％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第３四半期連結累計期間の実績及び第４四半期会計期間の見通しを踏まえて、セグメント業績の前提を以下の通り変更したため、当期の通期連結業績予想を修正いたしました。（世界観ビジネス）クレーンゲーム景品・高価格帯ホビーの受注が好調に推移しており、利益を引き上げております。なお、今回の業績予想の前提となる第３四半期連結会計期間以降の為替換算レートについては、前回予想から変わらず1米ドル＝150円としております。（ガールズトレンドビジネス）経費削減により、利益の見通しを引き上げております。（フリューニュービジネス）経費削減により、利益の見通しを引き上げております。（全社）経費削減により、利益の見通しを引き上げております。　これらにより、全社の通期連結業績予想につきましては、前回予想比で利益が増加する見通しです。

　　当社は、株主に対する利益還元を重要な経営上の施策の一つとして認識しており、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本として位置づけ、業績の動向や将来の成長投資に必要となる内部留保の充実等を総合的に勘案した利益還元を行うことを基本方針としております。　2024年３月期の期末配当金につきましては、当期の業績状況と財務状況を総合的に勘案した結果、１株当たり39円となる予定であります。