洋機械、今期経常を一転51％減益に下方修正

　東洋機械金属 <6210> [東証Ｐ] が10月26日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5％減の7.8億円となり、従来の24.8％増益予想から一転して減益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の20億円→9.6億円(前期は19.7億円)に52.0％下方修正し、一転して51.3％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比84.7％減の1.7億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比1.4％増の3.5億円となったが、売上営業利益率は前年同期の4.2％→3.2％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期第２四半期累計期間の連結業績につきましては、当社の事業に関連する業界は、国内・海外共に需要は堅調に推移していることから、売上高は予想を上回る結果となりました。しかし、利益におきましては、売価の改善に努めましたが、主要部材の供給制約に伴う部材の調達難や価格高騰、エネルギー価格上昇の影響を受け、コスト負担が増加したことから、当初の予想を下回る結果となりました。　2023年３月期通期連結業績予想につきましては、第３四半期以降も売上高は概ね予想通りに推移することが見込まれますが、部材の調達環境は想定以上に悪化しており、部材仕入価格が大幅に高騰することや長期化する部材供給不足に伴う生産効率の悪化により、原価率が上昇する見込みです。これらの動向を踏まえ、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を前回予想から上記のとおり修正いたします。