日特エンジが急落、１４年３月期業績の下方修正嫌気、スマホ向け需要がピーク過ぎる

　日特エンジニアリング＜6145.T＞が急落。２日に１４年３月期連結業績予想の減額修正を発表したことが嫌気されている。売上高は１６５億円から１４４億円（前の期比２４．７％減）に見直したほか、営業利益は１３億円から７億円（同７３．７％減）、純利益は１０億円から６億４０００万円（同３１．６％減）に下方修正した。スマートフォン（スマホ）向け巻線機の利益率が、大量設備投資に絡む需要のピークを過ぎたことに伴い悪化。ＡＶ・家電業界向けの売り上げも縮小した。業績の牽引役と期待されてきたスマホ向け巻線機の需要に陰りがみえたことへの失望売りが膨らんでいる。

日特エンジの株価は９時４０分現在８３３円（▼５８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）