ＮＩＴＴＯＫ、今期経常を31％下方修正

　ＮＩＴＴＯＫＵ <6145> [ＪＱ] が3月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の15.5億円→10.7億円(前期は26.6億円)に31.0％下方修正し、減益率が41.9％減→59.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.3億円→4.5億円(前年同期は7.6億円)に51.3％減額し、一転して40.8％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループでは、2020 年初めから続くコロナ禍に対応するため、ＷＥＢなどの通信手段を用いたリモートによる受注活動、出荷前検査、据付やさまざまなコスト見直しを進め、さらに「地産地消」の考えのもと人の往来を最小限とすべく、海外現地法人での生産体制の拡充を行い、欧州・中国現地法人へ受注・生産を一部移管するなどの対応を行ってまいりました。　しかしながら、一部案件の生産に遅れが生じたことなどもあり、個別売上高での落ち込みを連結で十分に補うには至らず、連結予想に対し未達となる見通しとなりました。　また、収益面においても、開発要素が多い一部の新規設備案件における当初見込みに対する工数の増加や輸送手段変更等による追加コストの発生などが個別収益を圧迫し、その結果、連結においても前回予想を下回る結果となる見通しです。その他　配当予想（１株当たりの年間配当金30 円）についての変更はありません。＊業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項　上記の業績見通しは、当社が現時点で入手している情報及び合理的と判断した一定の前提に基づいたものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって、業績予想数値とは異なる可能性があります。開示すべき重要事実が発生した場合には、適時開示規則、当社情報開示基準に則り、速やかにお知らせします。