ソディックが急反発、第３四半期営業益高進捗率を好感、見本市での積極的な営業活動奏功

　ソディック<6143.T>が急反発。前週末１３日の取引終了後に発表した第３四半期累計（４～１２月）連結決算が、売上高４５４億９４００万円（前年同期比１１．３％増）、営業利益３３億５５００万円（同２．１倍）、純利益２８億８０００万円（同３３．３％増）となり、１５年３月期通期業績予想の売上高６１５億円（前期比８．１％増）、営業利益３９億円（同４７．１％増）、純利益２６億円（同３８．０％減）に対する進捗率が営業利益で８６％と高進捗率であることが好感されている。
　１０月に開催された日本国際工作機械見本市で次世代の生産技術として近年注目を集めている金属３Ｄプリンタ「ＯＰＭ２５０Ｌ」をはじめ、ワイヤ放電加工機「ＡＰ２５０Ｌ」やＰＣＤ工具加工用横走行ワイヤ放電加工機「ＡＳＸ３００」などを出展したほか、同じく１０月に開催された国際プラスチックフェアにも自動化システム、加飾成形システム、ハイサイクル成形、ＣＦ長繊維材成形など多様な射出成形機を出展し、積極的な営業活動を行ったことが奏功。第２四半期累計（４～９月）は３．５％営業減益だったが、１０～１２月期の営業利益が前期の１億円から１９億円へ急拡大しており、足もとの業績好転が評価されているようだ。

ソディックの株価は９時２７分現在１０５６円（△１０１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）