＜私の相場観＞＝水戸証券・投資情報部長 須田 恭通氏

　日経平均株価は、５月２１日の安値から半月で１０００円超上昇したことから、小幅な調整は当然想定される。ただ、中期的な上昇基調は継続する見通しで、当面は３月７日の高値１万５３１２円を上回りボックス圏を上放れるかが焦点。注目は、先週末の１万５０００円台回復で、中期の相場のトレンドを表す２６週移動平均線（１万４８９５円＝１３日現在）を下回らなかった点だ。

　東証の発表した６月第１週（２～６日）の投資部門別売買動向では、海外投資家が３週間ぶりに買い越しに転じたのに加え、年金資金を運用する信託銀行は６週連続の買い越しとなっている。

　個別銘柄では、『クイズＲＰＧ魔法使いと黒猫のウィズ』を開発し、１年以上運営してきたチームが、経験やノウハウ、技術力などを結集した王道ＲＰＧ『白猫プロジェクト』に期待が掛かるコロプラ<3668.T>、精神疾患患者に特化した訪問看護を手掛けているＮ・フィールド<6077.T>、創薬ベンチャーで、ＣＯＰＤ（慢性閉塞性肺疾患）治療薬の米国での年度内承認申請が期待できるそーせいグループ<4565.T>に注目。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）