Ｎフィールド、前期経常を一転9％減益に下方修正

　Ｎ・フィールド <6077> が1月25日大引け後(15:00)に業績修正を発表。18年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.8億円→5.1億円(前の期は5.6億円)に25.4％下方修正し、一転して8.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の4.8億円→3億円(前年同期は4.1億円)に36.1％減額し、一転して25.1％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社では、増加する利用者数に対応するため、適切な数の看護師の確保と配置を進めることが業績に大きく影響を及ぼします。また、質の高い看護を提供することを重視しており、新規採用した看護師に対して、OJTなどによる所定の教育を行うため、実際に単独での訪問を開始できるまで一定の時間を要することとなります。当事業年度については、看護師の採用に際しての選考基準をより厳格化したことや、主に都市部における看護師の需給バランス悪化の影響などから、特に第2四半期において看護師の採用が進まず、予定していた看護師数の充足が第4四半期にずれ込むこととなりました。当事業年度より教育プログラムをさらに充実させることなどにより、新規採用の看護師が単独での訪問を開始するまでの時間は短縮されましたが、看護師数の充足の遅れなどから売上高は前回発表予想を下回る見込みです。また、看護師数自体は第4四半期にかけ当初予定に近づいたため人件費負担や採用費の発生などにより、営業利益及び経常利益についても前回予想を下回る見込みとなっております。また、当期純利益につきましても退任役員に対する特別功労金の支払いが発生したことにより前回予想を下回る見込みとなっております。なお、看護師数の確保については、採用を進めるとともに、一層の教育の充実や働きやすい環境の提供などの施策により、離職率を低下させることに取り組んでおります。