Ｇｕｎｏｓｙ、6-2月期(3Q累計)経常は74％減益で着地

　Ｇｕｎｏｓｙ <6047> が4月14日大引け後(15:00)に決算を発表。20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比73.7％減の4.8億円に大きく落ち込み、通期計画の9.6億円に対する進捗率は50.4％にとどまり、5年平均の71.7％も下回った。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した3-5月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比6.7％増の4.7億円に伸びる計算になる。

　同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.3％増の3.5億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の9.1％→9.3％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1)個別業績予想　2020年５月期第４四半期におきまして、当社は、不正広告撲滅に向けた一層健全なメディア及びアドネットワークの構築、インターネット広告の透明性と信頼性の向上を目的とした広告ガイドラインの刷新を行い、2020年４月10日に公表いたしました。本取り組みの結果、信頼度の高いメディアに出稿を望む広告主の拡大による中長期的な成長持続が可能になるものと考えています。一方で、短期的には広告主数の減少が回避できず、2020年５月期第４四半期の売上高にはマイナスの影響を見込むこととなりました。また、新型コロナウイルスの影響による景況感の悪化に伴い、当社の広告売上高の一部にマイナスの影響を想定しております。これらの要因を踏まえた結果、2020年５月期通期売上高の業績予想について下方修正が必要な状況にあると判断いたしました。　一方で、このような事業環境の変化に対応するため、当社は2020年５月期第４四半期において、広告宣伝費、業務委託費などの大幅なコスト削減を計画しております。その結果、経常利益につきましては、当初予想を上回る着地を見込む結果となりました。　その結果として、2020年５月期通期の個別業績予想を、売上高12,500百万円（従来予想比12.7％減）、経常利益820百万円（従来予想比29.6％増）に修正いたします。当期純利益につきましては、当期末における保有する有価証券等の評価が確定していない状況を踏まえ、前回発表予想を据え置いております。　なお、新型コロナウイルスが当社の事業環境におよぼす影響は日々、状況が変化しておりますため、さらなる業績予想修正の必要性が生じた場合につきましては速やかに開示します。(2)連結業績予想　(1)個別業績予想の修正の影響と、子会社である株式会社digwellおよび株式会社VIDPOOLの業績が期初の想定より低調に推移したことを踏まえ、2020年５月期通期の連結売上高の予想を、売上高14,000百万円（当初予想比17.9％減）に修正いたします。なお、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、(1)個別業績予想に記載のとおり、大幅なコスト削減をすることで、売上高の減少を補う利益の確保を計画していることから、前回発表予想を据え置いております。