ニッキ、前期最終を一転黒字に上方修正、配当も5円増額

　ニッキ <6042> [東証２] が5月12日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の1億円の赤字→2億5600万円の黒字(前の期は4億9100万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の7200万円→4億2800万円(前年同期は2億2100万円)に5.9倍増額し、一転して93.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→55円(前の期は85円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 売上高は、世界的な物流の停滞・遅延等の影響もあり、前回予想値を下回る見込みとなりました。一方、損益面は、採算性の改善効果や為替相場が想定よりも円安基調で推移したこと、および有価証券売却益の計上等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回予想値を上回る見込となりました。

　　 2021年3月期通期の親会社株主に帰属する当期純利益が予想値を上回る見込みとなったこと等を勘案し、期末の１株当たり配当金を当初予想の50円から5円増額し、55円とさせていただきます。（注）上記予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる場合があります。