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アイ・アールジャパンホールディングスのニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2023/08/03 05:30

内海造 <7018>  2,261円 (+400円、+21.5%) ストップ高

 内海造船 <7018> [東証S]がストップ高。1日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比52.6%増の135億4500万円、最終利益は28.3倍の17億5400万円となった。第1四半期ながら通期の計画(3億円)を大きく上回っており、ポジティブ視した買いを集めたようだ。船舶事業では売上対象船の船種の変化を背景に増収となり、円安に伴い売上対象船の船価の評価額が増加した。工事損失引当金の一部を取り崩したこともプラス要因となった。今後の為替相場や鋼材、機材価格の動向を注視する必要があるとして、通期の業績予想は据え置いた。

IRジャパン <6035>  1,947円 (+322円、+19.8%) 一時ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。アイ・アールジャパンホールディングス <6035> [東証P]が急反騰。同社は株主判明調査や議決権争奪戦略立案など企業の株主対応支援ビジネスを展開し、業界トップの実績を有する。足もとの業績は大型プロジェクトの増加などを受けて利益の伸びが顕著となっている。1日取引終了後に発表した23年4-6月期営業利益は前年同期比45%増の8億9600万円と急拡大、これを材料視する買いを引き寄せた。株価は6月以降約2ヵ月にわたり底値ボックス圏でのもみ合いを続けていたことで、売り物がこなれていた面もあり、その分上値が軽くなったようだ。

JVCケンウ <6632>  564円 (+80円、+16.5%) ストップ高

 東証プライムの上昇率2位。JVCケンウッド <6632> [東証P]がストップ高。1日の取引終了後に4-6月期(第1四半期)決算を発表。売上高は前年同期比18.9%増の855億9800万円、営業利益は同9.7倍の50億1200万円と大幅な増収増益になっており、これを好感した買いが膨らんだ。無線システムの販売好調により、主力の「セーフティ&セキュリティ分野」が大きく伸長。また、カーナビやドライブレコーダーを手掛ける「モビリティ&テレマティクスサービス分野」、オーディオなどの音響機器やコンテンツビジネスを展開する「エンタテインメントソリューションズ分野」がそれぞれ収益改善を果たし、全体業績に寄与した。通期の増収減益予想は据え置いている。

アイホン <6718>  2,902円 (+378円、+15.0%)

 東証プライムの上昇率3位。アイホン <6718> [東証P]が3日続急騰。1日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益は33億円から46億円(前期比57.0%増)に見通しを引き上げ、2期ぶりに最高益を更新する計画を示しており、好感されたようだ。売上高は567億円から600億円(同13.6%増)に見通しを引き上げた。4-6月期において海外市場でのバックオーダーが解消し、国内市場での受注内定残の納入が想定よりも好調に推移した。積極的な営業活動も奏功し、売上高・利益が期初時点の想定よりも上振れる見込みとなった。4-6月期の売上高は前年同期比24.7%増の140億1800万円、最終利益は同75.0%増の15億1100万円だった。

ソフトクリエ <3371>  1,907円 (+203円、+11.9%)

 東証プライムの上昇率5位。ソフトクリエイトホールディングス <3371> [東証P]が5日続急騰。1日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、最終利益が前年同期比51.0%増の8億900万円だった。中間期の計画に対する進捗率は約60%と好発進となり、買いを誘う要因となったようだ。売上高は同21.1%増の66億5400万円だった。ECサイト構築パッケージ「ecbeing」の販売や、ECサイト向けのクラウドサービスの提供を推進。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を促す企業内情報システムサービスなど、ECやIT関連のソリューション事業の売り上げ拡大に注力し、増収増益につなげた。

山パン <2212>  2,326円 (+245.5円、+11.8%)

 東証プライムの上昇率6位。山崎製パン <2212> [東証P]が続急騰。1日取引終了後に23年12月期の業績予想の修正を発表、最終利益は従来計画の150億円から200億円(前期比62%増)に大幅増額した。原材料コストの上昇を製品価格の値上げで相殺する一方、低価格品の投入で需要を取り込むことにも成功、利益の伸びが会社側想定を上回って推移している。これを好感する買いが集中する格好となった。株価は週明けにマドを開けて大幅に水準を切り下げたが、25日移動平均線をサポートラインに下げ止まり、2日は同移動平均線を足場に一気に切り返す展開となっている。

イマジカG <6879>  691円 (+52円、+8.1%)

 東証プライムの上昇率7位。IMAGICA GROUP <6879> [東証P]が3日続急伸。1日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比19.8%増の237億9700万円、経常利益は同28.9%増の3億9400万円だった。同社株は7月半ば以降、売りが目立つ展開が続いていたが、2ケタの増収増益で着地したことを好感した買いが入り、株価は25日移動平均線を上抜けて上伸した。映像コンテンツ事業では、劇場映画や動画配信事業者向けの大型作品を計上。映像制作技術サービス事業では、デジタルシネマ向けのサービスなどが堅調に推移した。

サンゲツ <8130>  2,794円 (+182円、+7.0%)

 東証プライムの上昇率9位。サンゲツ <8130> [東証P]が5日続急伸。2日、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.8%増の452億4900万円、最終利益は同43.5%増の37億9800万円となった。売上高と各利益は第1四半期としては過去最高を更新したといい、好調な業況を評価した買いが集まった。国内インテリア事業では22年10月に実施した値上げの効果が出たほか、主要商品の壁紙の販売数量が伸長。リアテックやガラスフィルム、フロアタイルなどの販売拡大も寄与した。

KeePer <6036>  6,590円 (+310円、+4.9%)

 KeePer技研 <6036> [東証P]が大幅高で5日続伸。上場来高値を連日で更新した。1日の取引終了後にキーパーラボ運営事業の月次動向を開示した。7月の既存店売上高は前年同月比15.3%増と増収基調を継続し、評価した買いを集めたようだ。全店売上高は同24.0%増となった。前月に続き新車への施工が増加し、高性能コーティングが伸長した。全体的に雨の少ない梅雨となったことで、洗車での来店も多くあったという。

田中化研 <4080>  1,410円 (+48円、+3.5%)

 田中化学研究所 <4080> [東証S]が大幅反発。1日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の単体決算を発表。最終利益は前年同期比5.6%増の11億1200万円と、通期計画(8億3000万円)を上回って着地し、業績の上振れ期待が膨らんだ。売上高は同14.4%減の130億6100万円だった。リチウムイオン電池向け製品の販売は、車載と民生それぞれの用途で減少した。一方、ニッケル水素電池向け製品は、自動車関連の需要回復を背景に販売が増加。ノースボルト社に対する技術支援に関して10億円、相場関連損益として2億円の収益計上も寄与した。主要顧客の生産調整の長期化や増産時期の遅れ、原材料費の高止まりの現状などを踏まえ、通期の業績予想は据え置いた。

千代建 <6366>  361円 (+10円、+2.9%)

 千代田化工建設 <6366> [東証S]が続伸。2日、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比70.8%増の1293億9200万円、最終利益は同2.2倍の48億8400万円だった。大幅な増収増益となったほか、最終利益の通期計画に対する進捗率は約33%と順調な滑り出しとなった。株価は年初来安値近辺で推移していたのもあって、見直し買いが集まったようだ。受注工事高は同67.2%増の344億4800万円だった。

CCT <4371>  3,035円 (+76円、+2.6%)

 コアコンセプト・テクノロジー <4371> [東証G]が3日続伸。1日の取引終了後、金融機関や製造業向けのシステム開発と運用・保守を手掛ける電創(川崎市幸区)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表。事業拡大につながると期待した買いが入ったようだ。取得価格はアドバイザリー費用を含めて概算で3800万円。23年12月期の業績に及ぼす影響は軽微とするが、連結での業績予想は改めて開示する。

トヨタ <7203>  2,502.5円 (+57円、+2.3%)

 トヨタ自動車 <7203> [東証P]が3日続伸。1日の取引時間中に発表した24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、営業利益が前年同期比93.7%増の1兆1209億円と、四半期では日本の上場企業として初めて営業利益が1兆円を上回り、収益力の高さを印象づけた。通期の業績予想の前提となる為替レートは1ドル125円と、実勢よりも大幅な円高水準となっており、円安基調の継続による業績の上振れを期待した買いが2日も続いている。4~6月の連結販売台数は前年同期比15.5%増の232万6000台となった。日本や北米、欧州、アジアなど世界各地で販売台数を伸ばした。

※2日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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