4,571円
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■タナベCG <9644> 869円 (+150円、+20.9%) ストップ高
タナベコンサルティンググループ <9644> [東証P]がストップ高。同社は経営コンサルティング大手で大企業から中堅企業まで幅広く対応し、デジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルでも強みを発揮する。業績は中長期成長路線をひた走る状況にあり、23年3月期第3四半期(22年4-12月)は売上高が前年同期比15%増の91億4000万円、営業利益は同37%増の10億4600万円と大幅な伸びを達成した。好業績を背景に今期年間配当は従来計画の26円に16円増額することも発表した。更に、同日に株主還元方針の変更を発表、26年3月期まで「連結総還元性向100%を目安」「機動的な自己株式の取得」を掲げるほか、「DOE(株主資本配当率)6%以上」の配当を実施するとしており、これが株価にインパクトを与えたようだ。
■バンクオブイ <4393> 8,800円 (+1,500円、+20.6%) ストップ高
バンク・オブ・イノベーション <4393> [東証G]がストップ高。スマートフォンゲームの開発・運営を手掛けるが、ロールプレイングゲームの「メメントモリ」の大ヒットを契機に業績は回復色を強めている。13日取引終了後に発表した23年9月期第1四半期(22年10-12月)決算は営業損益が28億3300万円(前年同期実績は2億6100万円の赤字)と大幅黒字化を達成しており、これを材料視する形で投資資金が一気に流入する格好となった。
■円谷フィHD <2767> 3,110円 (+503円、+19.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。円谷フィールズホールディングス <2767> [東証P]がストップ高の3110円に買われた。13日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1050億円から1170億円(前期比23.3%増)へ、営業利益を60億円から108億円(同3.1倍)へ、純利益を40億円から80億円(同3.2倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を20円から60円(前期20円)へ引き上げたことが好感された。コンテンツ&デジタル事業セグメントで、ウルトラマン人気を背景に中国での販路が拡大した結果、中国からのロイヤルティー収入が大きく伸長したほか、日本国内では「シン・ウルトラマン」によるファン層の拡大効果やテレビシリーズの映画化による関連グッズの売り上げが期待できることが要因。また、パチンコ・パチスロ事業で第4四半期の販売の進捗も考慮した。第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高896億700万円(前年同期比23.5%増)、営業利益94億7600万円(同4.0倍)、純利益56億4600万円(同3.2倍)だった。同時に、円谷フィールズホールディングス体制発足を記念し、23年3月31日時点の株主に対して「ウルトラマン」をモチーフとした記念額装ピンズセットを1セット贈呈すると発表した。
■ファインデ <3649> 627円 (+100円、+19.0%) ストップ高
ファインデックス <3649> [東証P]がストップ高。同社は13日取引終了後、23年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比27.7%増の13億1300万円としていることや、年間配当計画を前期比1円50銭増配の11円としていることが好感されたようだ。売上高は同11.5%増の50億6500万円を見込む。今期は大学病院や大規模医療機関でのシステム更新や新規導入案件が前期より多く控えているほか、主力製品の海外展開、高利益率のパッケージ製品の販売に注力していることから、中核事業である医療ビジネスが伸びるとみている。
■ヤマト・イン <7886> 1,009円 (+150円、+17.5%) ストップ高
ヤマト・インダストリー <7886> [東証S]がストップ高の1009円に買われた。13日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を151億円から156億円(前期比9.6%増)へ、営業利益を7500万円から2億円(前期2億6700万円の赤字)へ、最終利益を500万円から2000万円(同3億600万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルスの影響により低迷していた合成樹脂成形関連事業や物流機器関連事業が、顧客の業績回復や積極的な営業活動による受注の拡大により、売上高が増加したことが要因。また、原価低減の推進なども奏功したという。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高121億4900万円(前年同期比16.6%増)、営業利益1億7000万円(前年同期1億5500万円の赤字)、最終損益6100万円の赤字(同2億700万円の赤字)だった。
■GMO-FG <4051> 9,930円 (+1,390円、+16.3%) 一時ストップ高
GMOフィナンシャルゲート <4051> [東証G]が急反騰、一時ストップ高まで買われた。同社は13日取引終了後、23年9月期第1四半期(22年10-12月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比34.5%増の2億8200万円となり、上半期計画4億5300万円に対する進捗率が62.3%に達したことが好感されたようだ。売上高は同52.6%増の32億6700万円で着地。決済処理件数・金額が順調に拡大したほか、利益貢献度の高いストック型の売り上げが伸長したことが好業績につながった。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
■シチズン <7762> 718円 (+100円、+16.2%) ストップ高
東証プライムの上昇率5位。シチズン時計 <7762> [東証P]がストップ高。13日の取引終了後、取得総数7500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の25.61%)、取得総額400億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。これがポジティブ・サプライズと受け止められ、買い注文が殺到した。取得期間は2月16日から2024年2月15日まで。同時に発表した23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算は、売上高が前年同期比6.8%増の2301億7800万円、最終利益が同14.6%増の196億9700万円だった。時計事業では海外市場が好調に推移し、円安も奏功した。
■力の源HD <3561> 1,349円 (+182円、+15.6%)
東証プライムの上昇率6位。力の源ホールディングス <3561> [東証P]が急反騰し、昨年来高値を更新した。同社は14日午前11時30分ごろ、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.6倍の15億6100万円となり、通期計画17億1000万円に対する進捗率が91.3%となったことが好感されたようだ。売上高は同33.3%増の188億3400万円で着地。国内では既存店の売り上げが堅調に推移したほか、海外の売り上げも伸長した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■オープンW <5139> 6,150円 (+790円、+14.7%)
オープンワーク <5139> [東証G]が急反騰。同社は2月13日大引け後に決算を発表、22年12月期の経常利益(非連結)は前の期比82.1%増の5.9億円に伸び、23年12月期も前期比39.0%増の8.2億円に拡大を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。これで6期連続の増収、3期連続増益になる。
■Lドリンク <2585> 2,669円 (+316円、+13.4%)
ライフドリンク カンパニー <2585> [東証S]が3日続急騰。同社は2月13日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比38.1%増の24.4億円に拡大した。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の27円→28円(前期は26円)に増額修正した。
■ロート <4527> 2,506円 (+258円、+11.5%)
東証プライムの上昇率10位。ロート製薬 <4527> [東証P]が5日ぶりに急反騰し昨年来高値を更新。13日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2300億円から2360億円(前期比18.2%増)へ、営業利益を310億円から330億円(同13.7%増)へ、純利益を220億円から240億円(同13.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を10円から12円へ引き上げたことが好感された。第3四半期までにおいて、酵素洗顔が好調の「メラノCC」、日やけ止め、「肌ラボ」、「ロートV5粒」などが好調持続し国内市場が大幅な増収増益となったことに加えて、海外も全セグメントで大幅な増収増益となったことが要因としている。なお、第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高1762億6300万円(前年同期比22.4%増)、営業利益285億9800万円(同22.5%増)、純利益216億3700万円(同26.5%増)だった。
■セーフィー <4375> 921円 (+88円、+10.6%)
セーフィー <4375> [東証G]が3日ぶりに急反騰。同社は2月13日大引け後に決算を発表、22年12月期の連結営業損益は12.8億円の赤字(前の期非連結は0.7億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、23年12月期は10億円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなったことで好感されたようだ。5期連続赤字になる。
■バイセル <7685> 6,440円 (+600円、+10.3%) 一時ストップ高
BuySell Technologies <7685> [東証G]が続急騰し、一時ストップ高となった。13日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比21.4%増の28億円を見込むほか、年間配当予想は同5増配の25円に設定した。大幅増益と増配の計画を評価した買いが入ったようだ。売上高は同32.2%増の446億円を見込む。主力サービスの出張訪問買取「バイセル」などの店舗展開を加速する方針。23年12月末における店舗数は、「バイセル」で前年比10店増の20店、「総合買取サロン タイムレス」で同6店増の25店、「Reuse Shop WAKABA」はフランチャイズを含み同59店増の266店に拡大する。
■サイボウズ <4776> 2,829円 (+245円、+9.5%)
サイボウズ <4776> [東証P]が3日ぶりに急反発し、昨年来高値を更新した。13日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比23.3倍の15億4100万円を見込む。大幅増益の見通しを示したことが支援材料となり、売り方の買い戻しを誘って株高に拍車がかかったようだ。売上高は同15.5%増の254億9700万円を計画する。引き続きクラウド関連事業の伸長を想定するほか、広告宣伝費に関しては認知度維持のための投資に抑える予定という。22年12月期の売上高は前の期比19.4%増の220億6700万円、最終利益は同88.0%増の6600万円だった。主力の業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」の利用拡大が追い風となった一方、人件費や広告宣伝投資がかさみ利益を押し下げた。
■SECカーボ <5304> 8,090円 (+690円、+9.3%)
SECカーボン <5304> [東証S]が急反発。同社は2月13日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比70.6%増の48.7億円に拡大し、通期計画の59億円に対する進捗率は82.6%に達し、5年平均の73.4%も上回った。同時に、従来未定としていた今期の年間配当を320円(前期は200円)実施する方針としており、好感されたようだ。
■eWeLL <5038> 4,775円 (+400円、+9.1%)
eWeLL <5038> [東証G]が4日ぶりに急反発。同社は2月13日大引け後に決算を発表、22年12月期の経常利益(非連結)は前の期比67.7%増の6.7億円に拡大し、従来予想の5.7億円を上回って着地した。23年12月期も前期比20.0%増の8.1億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。これで6期連続の増収、3期連続増益となる。
■キッツ <6498> 877円 (+73円、+9.1%)
キッツ <6498> [東証P]が急反発。13日の取引終了後に発表した23年12月期連結業績予想で、売上高1670億円(前期比4.4%増)、営業利益119億円(同7.7%増)、純利益86億円(同0.6%増)と増収増益を見込むことが好感された。足もとで半導体は投資調整局面に入り、米中問題による不透明感もあるものの、引き続き半導体製造装置向けバルブの伸長を見込む。また、温室効果ガス削減に向けたグリーン冷媒への切り替え需要が高まっている機械装置向けバルブも需要が増加する見通しだ。なお、22年12月期決算は、売上高1599億1400万円(前の期比17.8%増)、営業利益110億5100万円(同22.9%増)、純利益85億4900万円(同72.6%増)だった。同時に、上限を8万2000株(発行済み株数の0.09%)、または6600万円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は2月14日から3月31日まで。
■市光工 <7244> 414円 (+34円、+9.0%)
市光工業 <7244> [東証P]が3日続急伸した。13日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比24.3%増の55億円を見込むほか、年間配当予想は同2円増配の11円とした。大幅増益と増配の計画を好感した買いが集まったようだ。売上高は同2.0%増の1382億円の見通し。日本及ASEAN地区での生産回復を想定する。新規受注やコスト削減、生産性向上などの効果も織り込んだ。22年12月期の売上高は前の期比7.9%増の1354億5100万円、最終利益が同11.1%増の44億2300万円だった。持ち分法による投資利益が想定を上回ったほか、一部海外子会社での繰延税金資産の計上もあり、減益予想だった最終利益は一転して増益で着地した。
■やまびこ <6250> 1,229円 (+99円、+8.8%)
やまびこ <6250> [東証P]が急反発。13日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想と中期経営計画を公表した。今期の最終利益は前期比31.8%増の83億円と、2期ぶりに過去最高益を更新する見通し。更に、中期経営計画では最終年度の25年12月期に売上高を1700億円(22年12月期実績は1561億円)、営業利益率7%(同5.6%)に高める目標などを掲げており、これらを好感した買いが集まったようだ。23年12月期の売上高は前期比微増の1570億円を見込む。国内農業事業者の購買意欲低下に伴う農業用管理機器の減収を想定する一方、小型屋外作業機械における国内や北米、欧州市場でのプロユーザー向け販売や、北米市場での一般産業用機械の販売の増加などを見込む。原材料高を受けて昨年実施した販売価格への転嫁も寄与する。業績予想の前提となる為替レートは1ドル=130円、1ユーロ=140円とした。中期経営計画の期間中では、既存事業の拡大や新規事業の創造に加え、生産拠点の戦略的再配置を行う方針を示し、収益性の改善につなげる。
■弁護士COM <6027> 2,865円 (+230円、+8.7%)
弁護士ドットコム <6027> [東証G]が3日ぶりに急反発。14日朝方、新しいテクノロジーのサービス活用や研究を加速させるため、「Professional Tech Lab(プロフェッショナル・テック・ラボ)」を創設すると発表。米オープンAIの対話AI「チャットGPT」に代表される新技術の積極的活用を目指すとしており、今後の展開への期待感が高まったようだ。法律相談チャットなどへのチャットGPTの活用のほか、ブロックチェーン技術を活用したWeb3領域での新たなサービスの可能性について既に研究を進めているという。ラボの創設とあわせて、「Professional Tech Fund(プロフェッショナル・テック・ファンド)」を創設することも明らかにした。プロフェッショナル領域の起業家に対して積極的な資金支援や成長支援をしていくとしている。
※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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