スーパツール、今期経常を15％下方修正

　スーパーツール <5990> [東証Ｓ] が10月13日大引け後(15:10)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比0.9％減の3.3億円となり、従来の21.7％増益予想から一転して減益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の8.2億円→7億円(前期は6.1億円)に15.2％下方修正し、増益率が35.2％増→14.8％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比34.1％増の3.6億円に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比24.0％減の1.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の9.8％→7.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期第２四半期連結累計期間におきまして、国内経済は緩やかな回復基調で推移したものの、原材料・エネルギー価格等の高騰やいまだ円安傾向が回復しないなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、世界経済につきましても、ウクライナ問題が長期化するなど極めて不安定な状態にあります。　このような状況の中、金属製品事業では、当社製品を取り巻く市場環境が厳しく、需要が伸び悩む状況が続いております。また、原材料価格や燃料価格等の上昇等により、原価全体が高止まりで推移しており、当社利益を押し下げる要因となっております。なお、「収益認識に関する会計基準」の適用により、営業外費用に計上していた売上割引を売上高から控除することによる営業利益への影響も踏まえ、2023年３月期通期の連結業績予想の売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益、個別業績予想の売上高、経常利益及び当期純利益について、上記のとおり、当初発表予想を修正いたします。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。