ジーテクト、今期経常を3.2倍上方修正

　ジーテクト <5970> が11月6日大引け後(16:30)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比91.9％減の4億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の16億円→51億円(前期は87.4億円)に3.2倍上方修正し、減益率が81.7％減→41.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比26.3％増の46.9億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比45.9％増の26.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.9％→4.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期の連結業績につきましては、第２四半期累計実績を踏まえ、第３四半期以降の国内、海外の自動車販売及び生産動向が、前回発表時の予想を上回ると予測されること、製造コストや一般管理費の削減が想定以上に進んでいることなどから、売上・各利益の予想を見直し、通期業績見通しを修正いたします。　今後とも国内・海外の自動車販売及び生産、為替動向等により、当社の業績は大きく変動する可能性があります。開示すべき事由が発生した場合は、速やかにお知らせいたします。