ダイニチ工業、非開示だった今期経常は2.5倍増益、未定だった配当は22円実施

　ダイニチ工業 <5951> が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の経常損益(非連結)は5億円の赤字(前年同期は7.2億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は経常利益が前期比2.5倍の5.5億円に拡大する見通しを示した。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は22円(前期は22円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-139.8％→-45.9％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されてきたことから、2021年３月期の半ばまでには社会混乱がおおよそ落ち着き、通常の社会生活、経済活動を取り戻せるとの仮定のもと、現時点において入手可能な情報に基づき業績予想を算定いたしました。　なお、上記の業績予想は、新型コロナウイルス感染症の収束時期等、様々な要因により変動する可能性があります。

　　当社は、安定した経営基盤の確立を目指すとともに、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つと位置付けております。中長期的な株主利益の視点から、継続的な安定配当を基本としておりますが、利益水準や配当性向も考慮してまいります。　このような考えのもと、当事業年度における１株当たりの期末配当額は22円とすることといたしました。※上記の予想は、本資料の発表日現在において、入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。