ユニプレス、前期最終を一転赤字に下方修正

　ユニプレス <5949> が5月20日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の40億円の黒字→36億円の赤字(前の期は128億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の26.9億円の黒字→49億円の赤字(前年同期は68.4億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　(1)連結業績　世界的な新型コロナウイルス感染拡大を主因とする得意先及び当社の操業度の低下、及び新車部品立上げ準備費用等の負担の増加等により、売上高、営業利益、経常利益につきましては前回の発表予想を下回る見込みとなりました。　親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、2020年３月期第４四半期において関係会社整理損失引当金繰入額、関係会社株式評価損、工場閉鎖損失等により特別損失約38億円が計上される見込みとなったことに加えて、繰延税金資産の取り崩しが発生する見込みとなったこと等により当期純損失となり、前回の発表予想を下回る見込みとなりました。　以上により、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきまして、いずれも前回発表予想を下回る見込みであるため、業績予想を修正いたします。　(2)個別業績　新型コロナウイルス感染拡大を主因とする国内における得意先及び当社の操業度の低下、及び新車部品立上げ準備費用等の負担の増加等により、売上高、経常利益につきましては前回の発表予想を下回る見込みとなりました。　当期純利益につきましても、2020年３月期第４四半期において関係会社整理損失引当金繰入額、関係会社株式評価損等により特別損失約18億円が計上される見込みとなったことに加えて、繰延税金資産の取り崩しが発生する見込みとなったこと等により、前回の発表予想を下回る見込みとなりました。　以上により、売上高、経常利益及び当期純利益につきまして、いずれも前回発表予想を下回る見込みであるため、業績予想を修正いたします。※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。