三協立山、前期経常を11％下方修正

　三協立山 <5932> が6月23日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年5月期の連結経常利益を従来予想の18億円→16億円(前の期は6.1億円)に11.1％下方修正し、増益率が2.9倍→2.6倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常損益も従来予想の11.3億円の赤字→13.3億円の赤字(前年同期は8.2億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルス感染拡大による国内外の経済活動停滞が、当社の事業活動に影響を及ぼしております。国内の事業においては、消費増税後の需要減少が継続しているなか、4月16日には全都道府県に対し緊急事態宣言が発出される状況に至り、これらの影響などによりさらに売上高が減少しました。海外の事業においては、欧州・中国の経済が減速していることに加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う各国政府の外出制限措置による影響から需要が想定以上に減少したこと、および生産活動が一部停止した影響などにより、売上高、営業利益が減少しました。また、親会社株主に帰属する当期純利益について、退職給付信託の設定による特別利益の計上、株式評価損の発生、子会社の減損、繰延税金資産の一部取り崩しなど、見通しが可能となりました。これらの結果を踏まえ、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の修正予想を発表するものです。（注）上記の予想は、本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。