駒井ハルテク、前期最終を一転赤字に下方修正

　駒井ハルテック <5915> が5月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の5.3億円の黒字→3.1億円の赤字(前の期は7.6億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.8億円の黒字→3.6億円の赤字(前年同期は16.9億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）個別業績売上高につきましては、操業がほぼ予定通りに進捗したことにより、前回予想通りとなる見込みであります。損益につきましては、一部大型橋梁工事の追加変更の獲得があったものの、一部大型鉄骨完成工事において加工費、輸送費等が増加したことなどにより採算が悪化したこと及び進行中の一部大型鉄骨工事の原価が先行して発生していることなどに加え販売費及び一般管理費の調査研究費が増加したことなどにより営業利益、経常利益は前回予想を下回る見込みであります。また、減損損失を計上したこと及び繰延税金資産の取崩しを行ったことなどにより当期純損失となる見込みであります。詳細については本日併せて開示しております「特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩しに関するお知らせ」をご覧ください。（２）連結業績個別業績予想の修正に加え、一部子会社の収益が悪化したこと及び一部子会社においても繰延税金資産の取崩しを行ったことなどにより修正するものであります。