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<動意株24日>(大引け)=スパークスG、ブイキューブ、ハピネットなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/24 15:42
 スパークス・グループ<8739.T>=上げ足加速。株価は今年5月18日に168円の年初来安値に叩かれたが、大底圏で特定資金の介在が噂され、そこから動きが一変、強烈な戻り相場を形成している。時価は年初来安値からわずか1カ月強で約6割も上昇、前週に26週移動平均線を一気に上抜き、日増しにカイ離を広げる展開だ。今期見通しについて会社側は開示していないものの、前14年3月期は最終損益が16億3700万円の黒字転換を果たしており、繰越利益剰余金の欠損解消で2円50銭配当を実施するなど業績改善傾向を鮮明としている。

 ブイキューブ<3681.T>=後場買われる。同社はきょう、大日本印刷<7912.T>とデジタルサイネージやWeb会議システムなどを連携した業務効率化支援サービスで業務提携したと発表、これが材料視された。第1弾として、大日印が提供するデジタルサイネージとデジタルサイネージ用コンテンツ配信システムと、ブイキューブおよび子会社のパイオニアVCが提供するビジュアルコミュニケーションサービスをセットにして販売する。

 ハピネット<7552.T>=前場なかごろから急反発、後場も一段高に買われた。10日につけた年初来高値1773円からきょうの安値1521円まで約14%の押し目を入れ、調整一巡感から買い戻しが先行している。「妖怪ウォッチ」関連商品の販売増により業績上振れが期待され、増配など株主還元への期待も強い。

 第一工業製薬<4461.T>=ストップ高。関西大学が23日、同大化学生命工学部の石川正司教授と山縣雅紀准教授が、第一工業製薬およびエレクセル(京都府相楽郡精華町)と共同で開発した「イオン液体リチウム二次電池」を人工衛星に搭載し世界で初めて地球周回軌道での実験を行うことになったと発表しており、これを好感した買いが入っている。揮発性溶媒を⼀切含まず、イオン液体だけを電解質とする「イオン液体リチウム⼆次電池」は、従来の可燃性・揮発性の電解液を用いた蓄電池に必要だった堅牢で遮蔽物の併用を必須としないため、小型化できるのが特徴。

 東洋合成工業<4970.T>=急動意。同社はきょう、DILI(薬物性肝障害)予測試験用の3Dヒト肝細胞培養プレートを10月8日から全世界に向けて発売すると発表。これが刺激材料となっているようだ。このプレートを利用することで、薬物性肝障害を研究開発の早い段階で発見できる可能性があるほか、食品・化粧品・医薬部外品の安全性評価で動物実験代替法のひとつとして普及するこが期待できるという。

 横河ブリッジホールディングス<5911.T>=5日続伸。5月から高速道路会社が最低入札価格の引き上げを実施しており、これまで採算性の低かった高速道路会社発注案件の利益率が上昇している。これが、株価の見直しにつながっているとの見方があるほか、「今後は2020年の東京五輪開催に向け、首都高速で架け替えも含む大規模改修が行われる予定にあり、数十億円規模の大型受注が期待されている」(業界アナリスト)ことも、株高の底流にあるようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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