ホッカンＨＤ、前期経常を11％上方修正

　ホッカンホールディングス <5902> が5月13日大引け後(17:10)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の64億円→70.7億円(前の期は63億円)に10.6％上方修正し、増益率が1.5％増→12.3％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の38億円→11.5億円(前の期は42.6億円)に69.7％下方修正し、減益率が10.8％減→73.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.8億円→11.5億円(前年同期は9.1億円)に2.4倍増額し、一転して26.7％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　1.特別損失の計上について　2018年2月6日に公表しましたとおり、当社子会社であります北海製罐株式会社は、飲料用空缶取引に関して、独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会の立入検査を受け、以降全面的に協力してまいりました。　この度、その進捗に伴い今後発生しうる損失額を見積もり、2019年3月期第4四半期連結会計期間において独占禁止法関連損失引当金繰入額として3,557百万円を特別損失に計上いたします。3.修正の理由　充填事業において、小型ペットボトル製品が増加したこと、及び海外事業が好調に推移したことにより増収増益となりました。また、2019年3月期第4四半期連結会計期間において、上記１．記載の特別損失を計上することに伴い、2019年3月期通期 連結業績予想を修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の実績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。