760円
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<動意株・3日>(大引け)=マルマエ、日本プラスト、愛三工など

日本プラスト<7291.T>=上放れる。一時約7%高の756円に買われ、5月24日につけた年初来高値726円を大幅に更新した。自動車向け樹脂部品やエアバッグを手掛け、独立系ながら日産自動車<7201.T>向けが大半を占め、残りはホンダ<7267.T>向けに特化しているのが特徴。米国や中国での自動車販売好調を背景に22年3月期営業利益は前期比3.2倍の41億円を見込んでいる。株価指標面の割安さも際立っており、PERは5倍台、PBRは0.4倍台と解散価値を6割も下回る水準に放置されている。年間配当も22年3月期は前期実績に10円増配となる30円を計画しており、配当利回りは4%前後と高い。
愛三工業<7283.T>=大幅高で連日の年初来高値更新。時価は2019年11月以来、1年7カ月ぶりの高値圏に浮上した。トヨタ自動車<7203.T>系列の自動車部品メーカーで世界的な自動車販売の好調が収益面で追い風となっている。22年3月期は営業利益段階で前期比倍増の100億円と急拡大を見込んでいるが、半導体不足に伴う生産調整圧力を考慮した保守的なもので、トップラインの増額と合わせて利益も会社側計画を更に上振れする可能性が意識されている。トヨタとの取引関係も厚く、売り上げの約60%を占める。トヨタは電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)など電動化戦略を打ち出しており、EV・HV向け電動車制御システムの事業化に傾注する愛三工はキーカンパニーとして注目度を高めている。
三井化学<4183.T>=2カ月ぶり年初来高値更新。同社は総合化学メーカー大手で、フェノールではトップシェア。半導体用フィルムなど電子材料や機能性樹脂分野などにも幅広く展開している。前日に30年度までの長期経営計画を開示しており、数値目標として30年度にコア営業利益2500億円と前期の営業利益実績との比較で約3倍となる強気の数字を掲げており、これが株価上昇を後押しする格好となっている。
アーレスティ<5852.T>=商い伴い急伸。同社は2日、アーレスティレポートを公表。ビジネス領域拡大に向けて積極的に電動化戦略を推進するとしており、電気自動車(EV)関連として物色の矛先が向かっているようだ。将来の自動車市場を見据えた事業戦略として、従来の部品群に加え、加速する自動車の電動化や燃費規制強化に対し、顧客ニーズに沿った電動化部品、構造部品の開発・受注活動に注力するとしている。
アドバンスクリエイト<8798.T>=切り返し急。同社は保険代理店専業でネット販売を主力に店舗での対面販売なども展開している。コロナ禍にあっても対面・オンライン相談いずれも好調で契約者数が増勢となっている。足もと直営店の業績が月次ベースで急拡大しており、全体業績を押し上げている。2日取り引き終了後に21年9月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の11億円から12億5000万円(前期比79%増)に増額しており、これをポジティブ視する買いを呼びこんでいる。なお、同日発表した5月度の申込ANP(新契約年換算保険料)は前年同月比36%増と大幅な伸びを達成した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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