日精鉱、上期経常を60％上方修正・4期ぶり最高益、通期も増額、配当も20円増額

　日本精鉱 <5729> [東証２] が8月30日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8.1億円→13億円(前年同期は4.8億円)に60.5％上方修正し、増益率が67.4％増→2.7倍に拡大し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の12.9億円→17.6億円(前期は12億円)に36.4％上方修正し、増益率が6.9％増→45.8％増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の40円→50円に増額し、下期配当も従来計画の40円→50円に増額修正した。年間配当は100円(前期は65円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループを取り巻く事業環境は、電子機器産業の堅調さに加え、海外経済の回復を背景とした輸出の増加や設備投資の持ち直しなどを受けて、自動車や電気機器などの製造業の生産活動が回復基調となり、アンチモン事業及び金属粉末事業共に、好調な販売が継続しており、原料金属相場も堅調に推移していることから、第２四半期累計連結業績予想を修正いたします。景気の先行きにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大や金融市場の変動などが与える影響もあり、不透明な状況が続くとみられております。通期業績予想につきましては、第２四半期累計連結業績予想の修正を踏まえ、業績予想を修正いたします。

　当社は、株主の皆様への安定した利益還元を経営上の重要政策の一つとして位置付けておりますので、2022 年3 月期の配当予想につきましては、業績予想の修正を踏まえ、当社が目安とする連結配当性向、当社を取り巻く経営環境、業績、事業投資計画、財務状況などを総合的に勘案し、前回予想を修正いたします。（注）上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績、配当は今後の様々な要因によりこれらの予想と異なる可能性があります。以上