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注目銘柄ダイジェスト(前場):鉄人化、井筒屋、イーソルなど

配信元:フィスコ
投稿:2019/02/26 12:12

関電工<1942>:1012円(-26円)
反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も1350円から1200円に引き下げている。中期的な業績予想の下方修正を評価引き下げの背景としている。安定的な業績拡大は続く見通しであるが、意欲的な受注計画は未達となる可能性があり、受注採算も伸び悩むと想定している。株価評価には、配当性向を意識した増配や自社株買いなどの株主還元強化が必要と指摘。


ツクイ<2398>:764円(+39円)
大幅続伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューは1000円としている。直近までの株価下落で足下の業績の厳しさを織り込んだと判断している。また、今期は3期ぶりの営業減益となるが、在宅介護事業の利用者獲得ペースの低下は一過性であり、通所介護サービスのサービス品質を中心とした競争力の高さを背景に、中長期の潜在成長性に大きな変化はないと指摘している。


井筒屋<8260>:246円(+32円)
大幅高。前日に業績予想の修正を発表している。2月期営業利益は従来予想の11億円から13億円に上方修正、閉店セールの好調推移や販管費の削減などが背景のもよう。最終損益は引き続き未定としているが、特別損失額は従来見込みよりも減少するとしている。また、井筒屋本店を本・新館全面リニューアルし、3月6日を皮切りに9月中旬にかけて順次オープンしていくことも発表している。


JMC<5704>:1333円(+43円)
大幅に続伸。長野県飯田市のコンセプトセンターに鋳造事業の新工場(第6期棟)を着工したと発表し、買い材料視されている。稼働開始は7月の予定。新工場は、同社初となる砂型3Dプリンター「S-Print(ExOne製)」のほか、コールドボックス中子造型機、低圧鋳造設備の導入を予定しており、付加価値の高い複雑な形状の製品を短期間で製造することが可能になるという。


国際帝石<1605>:1098円(-36円)
大幅続落。前日のNY原油相場でWTI先物4月限は前日比1.78ドル安と下落、時間外取引でも売りが先行している。トランプ米大統領が原油価格は高過ぎるとし、OPECに対して「リラックスして、落ち着く」よう求めたことなどが背景。目先の原油相場の上値抑制要因につながっていくとの警戒感などが先行。石油セクターも全般売りが先行している。


鉄人化<2404>:401円(+80円)
ストップ高。前日に発表したエボラブルアジア<6191>との資本業務提携が買い材料視されている。相互の販売促進などに関する業務提携に合意し、エボラブルアジアのオリジナルキャンペーンなどを継続的に実施する予定。また、エボラブルアジアでは25日付けで同社の発行済み株式数の2.42%を取得。インバウンド需要の取り込みなど、シナジー効果発現への期待も高まっているもよう。


イーソル<4420>:4815円(+390円)
大幅に4日ぶり反発。3月31日(実質的には3月29日)の株主を対象に1株につき4株の割合で分割すると発表している。投資単位あたりの金額を引き下げて株式の流動性を高めるとともに、投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴って定款を変更し、発行可能株式総数を1744万株から6976万株に増やす。株式分割に加え、前日までの続落で値頃感が高まっているとの見方も買いにつながっているようだ。


エンカレッジ<3682>:1180円(+62円)
大幅に3日続伸。東証の承認を受け、3月4日から上場市場が第1部に変更になると発表している。エンカレッジ・テクノロジ<3682>は「業容の拡大と企業価値の向上に努める」とコメントしている。4月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられることから、パッシブファンドなどの需要を期待した先回り買いが入っている。株価が200日移動平均線を上抜けたことも買いにつながっているようだ。



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配信元: フィスコ
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