リバーＨＤ、今期経常を一転78％増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も10円増額

　リバーホールディングス <5690> [東証２] が2月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比94.3％増の16.1億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の11.7億円→22.8億円(前期は12.8億円)に94.0％上方修正し、一転して78.1％増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益は前年同期比48.1％増の6.6億円に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→35円(前期は35円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は2020年8月13日の公表時点では、新型コロナウイルス感染症の影響が一定程度続くことを見込んでおりましたが、鉄スクラップ発生量が完全に回復していない中、加工・選別を徹底することで有価物の回収量を増やし、併せて処分費の掛かる残さ物を減容することで利益向上に繋げました。また、鉄スクラップの発生減及び中国の鉄鋼需要拡大等により、鉄スクラップ相場の上昇局面もあり、前回予想より増収増益となりました。上記状況を踏まえ、今回予想の営業利益は1,973百万円（前期比201%、前回予想比206%）、経常利益は2,281百万円（前期比178%、前回予想比194%）、当期純利益は1,643百万円（前期比135%、前回予想比214%）を見込んでおります。

　当社は、株主の皆様への将来にわたる安定配当を重要課題のひとつとして認識しております。配当政策につきましては、今後の事業展開及び財務体質の充実等を勘案のうえ、積極的に配当を実施していく方針としており、剰余金の配当は、毎年6月末日を基準とする年1回の期末配当を行うことを基本方針としております。2021年6月期の1株当たりの期末配当予想につきましては、今回の業績予想の修正や経営環境等を勘案して、普通配当を10円増配し、1株当たり35円となる予定です。なお、本件につきましては、2021年9月開催予定の定時株主総会に付議する予定であります。