菱製鋼、今期最終を一転赤字に下方修正、配当も無配転落

　三菱製鋼 <5632> が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は143億円の赤字(前年同期は2.9億円の黒字)に転落し、従来の7億円の赤字予想からも赤字幅を拡大して着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の3億円の黒字→160億円の赤字(前期は2.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益は16.9億円の赤字(前年同期は600万円の黒字)に転落する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来30円を計画していた今期の年間配当を見送り、18期ぶりに無配転落(前期は60円)とする方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は141億円の赤字(前年同期は1億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の1.8％→0.1％に悪化した。

株探ニュース