先読み作戦指令室＝日本鋳造：高い業績進ちょく率、風力発電、橋りょう補修関連

　日本鋳造に注目したい。

　１０年３月期連結営業利益は６億８０００万円（前期比４８．１％減）と減益の見通し。ただ、第３四半期（０９年４－１２月）の同利益は羽田空港拡張のエンジニアリング事業の寄与などから５億６８００万円（前年同期比４７．５％減）と通期計画に対して進ちょく率は高い。３月期末にかけて公共投資関連事業の収益計上も見込まれるだけに上方修正の期待も高まろう。

　１１年３月期は半導体向け素形材の回復や、風力発電向け部材の伸びなどから増益転換となりそうだ。

　老朽化した高速道路、橋りょうの補修需要が拡大、支承・伸縮装置・落橋防止装置などエンジニアリング事業の先行きも楽しみだ。

　日足はジリ高歩調となっているが、ＰＢＲは０．５倍台と割安、０９年８月３１日高値１５６円から見て水準も低い。なお、３月期末配当は２．５円の計画。

　午前９時５７分現在の株価は前日比変わらずの１１６円。



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［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社