新日本電工、今期経常を4％下方修正

　新日本電工 <5563> が11月6日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比62.7％減の26億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の23億円→22億円(前期は92.3億円)に4.3％下方修正し、減益率が75.1％減→76.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.6億円の赤字→5.6億円の赤字(前年同期は38.5億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常損益は1.6億円の赤字(前年同期は16億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の10.5％→-2.6％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　主力の合金鉄事業において、第４四半期は、製品市況の更なる低迷による販売価格の下落を見込んでおり、これにより、売上高および営業利益は前回発表予想を下回る見通しとなりました。一方、持分法利益等の営業外収益が当初の予想を上回る見通しとなっており、これにより、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想に対し微減となるものと見込んでおります。以上により、通期の業績予想を上記のとおり修正いたします。（注）上記業績予想につきましては、現時点で得られた情報に基づき算定しており、多分に不確定要素を含んでおりますので、実際の業績は予想数値と大きく異なる場合があります。