新報国鉄は高寄り後急反落、第３四半期営業利益４．５倍も利益確定売り優勢

　新報国製鉄＜5542.T＞は高寄り後急反落、前日比７０円安の８１０円まで下げ幅を広げた。
　１０日取引終了後に発表した１４年１２月期第３四半期累計（１～９月）の連結決算は、売上高２７億６５００万円（前年同期比３５．３％増）、営業利益３億５１００万円（同４．５倍）と大幅増収で利益が急増した。ただ、株価は先行して水準を切り上げており、前日に一時ストップ高をつけるなど急騰の反動もあって、一転して利益確定売りが優勢になっている。
　第３四半期は液晶露光装置用低膨張鋳鋼が安定的に推移、半導体露光装置用低膨張鋳鋼も回復し、シームレスパイプ用工具も堅調に推移した。通期は売上高３６億円（前期比２３．７％増）、営業利益４億円（同２．８倍）と従来予想を据え置いている。

新報国鉄の株価は１０時３０分現在８３０円（▼５０円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）