日立金、今期税引き前を一転赤字に下方修正、配当も8円減額

　日立金属 <5486> が10月29日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前損益は386億円の赤字(前年同期は372億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の380億円の黒字→435億円の赤字(前期は430億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前損益は48.1億円の赤字(前年同期は58億円の黒字)に転落する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の34円→26円(前期は34円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結税引き前損益は431億円の赤字(前年同期は158億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の5.9％→-19.2％に急悪化した。

株探ニュース