東京鋼鉄が高い、鉄スクラップ価格下落による原価安で９月中間期営業利益予想を上方修正

　東京鋼鉄<5448.T>が高い。２５日の取引終了後、第２四半期累計（４～９月）の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の７２億円から６８億円（前年同期比２０．４％減）に下方修正した一方、営業利益を同５億７０００万円から７億５０００万円（同８．５％増）へ、純利益を同４億円から５億５０００万円（同１９．６％増）へ上方修正し、営業利益・純利益は減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。鋼材需要は低調に推移しているものの、原材料である鉄スクラップ価格が想定を下回る見込みであることが要因という。
　一方、１６年３月期の単独業績見通しについては、売上高のみ従来予想の１５０億円から１４２億円（前期比１６．０％減）へ下方修正した。想定よりも鉄スクラップ価格が下回る見込みであることから、売上高の減少は避けられないと判断したという。

東京鋼鉄の株価は９時１４分現在３９１円（△１４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）