北越メ、今期経常をトントンに下方修正

　北越メタル <5446> [東証２] が11月8日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は1億0800万円の赤字(前年同期は6億9200万円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の4億円の黒字→トントン(前期は5億9900万円の黒字)に下方修正した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は1億0800万円の黒字(前年同期は9300万円の赤字)に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比54.7％減の1億2900万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.7％→1.7％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期以降の事業環境につきましては、足元で主原料である鉄スクラップ価格がさらに著しく高騰しているほか、エネルギーや合金鉄といった諸資材価格も上昇しており、大幅な製造コストアップが見込まれます。　当社といたしましては、引き続き製品販売単価の改善に努めるとともに、価格上昇の影響が大きい諸資材にフォーカスしたコスト改善活動を展開してまいりますが、コストアップ分を吸収しきれず、利益面では、前回公表した水準を確保することが困難と見込まれるため、通期の業績予想を下方修正いたします。