合同鉄、今期経常を21％上方修正、配当も15円増額

　合同製鐵 <5410> が11月1日後場(13:30)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比57.4％増の36.5億円に拡大し、従来予想の30億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の70億円→85億円(前期は51.3億円)に21.4％上方修正し、増益率が36.3％増→65.5％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比72.3％増の48.4億円に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の115円→130円(前期は70円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の18億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.2％→3.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年3月期通期業績予想につきましては、国内の建設需要が土木分野では堅調に推移しているものの、建築分野では荷動きが停滞していることに加え、米中貿易摩擦の影響が長期化していること等から、販売数量が当初予想を下回る見込みとなり、売上高の予想を下方修正いたしました。一方、エネルギー価格、諸資材価格及び物流費が当初予想通り高止まりしているのに対し、主原料である鉄スクラップ価格が下落基調で推移していることから、利益の予想を上方修正いたしました。

　　期末配当につきましては、2019年8月6日時点で1株につき60円と予想しておりましたが、上記の業績予想の修正を踏まえ、1株につき75円(年間配当金は1株につき130円)に修正いたします。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。