ジャニス、今期経常を33％下方修正

　ジャニス工業 <5342> [名証Ｍ] が11月9日大引け後(16:20)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は3400万円の赤字(前年同期は4100万円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6000万円→4000万円(前期は8700万円)に33.3％下方修正し、減益率が31.0％減→54.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比60.9％増の7400万円に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は3400万円の赤字(前年同期は3200万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の1.6％→-4.0％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想の売上高につきましては、変更はありませんが、利益面に関しては前回発表予想を下回る見込であります。当第２四半期連結累計期間に赤字を計上しておりますが、その主な要因となっているのが急激な原材料価格・エネルギー価格高騰による費用増加です。10月以降に順次価格改定を行っており、粗利益の確保が見込まれ、全社においても継続してコスト削減活動・改善活動に取り組んでまいります。(注) 上記予想は当社が現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。