ジャニス、前期最終を一転赤字に下方修正

　ジャニス工業 <5342> [名証Ｍ] が4月25日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の4500万円の黒字→1億9200万円の赤字(前の期は3500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の6000万円→8700万円(前の期は5000万円)に45.0％上方修正し、増益率が20.0％増→74.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1300万円の黒字→2億2400万円の赤字(前年同期は1900万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、新設住宅着工戸数が回復基調の中、前回発表の業績予想を上回る見込みとなりました。利益面につきましては、売上高の増加と共に、製造原価の低減に努め、全社で改善活動、徹底したコスト削減活動に取り組んだことにより、営業利益・経常利益は業績予想を上回る見込みとなりました。しかしながら、本日公表しました「特別損失の計上に関するお知らせ」にあるように、貸倒引当金繰入額を特別損失として計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は業績予想を下回る見込みとなりました。(注)上記予想は当社が現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。