東洋炭素、今期経常を42％上方修正

　東洋炭素 <5310> が5月10日大引け後(15:30)に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比5.3倍の23.3億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の45億円→64億円(前期は37.1億円)に42.2％上方修正し、増益率が21.0％増→72.1％増に拡大する見通しとなった。
　同時に、1-6月期(上期)の同利益を従来予想の23億円→35億円(前年同期は11.3億円)に52.2％上方修正し、増益率が2.0倍→3.1倍に拡大する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.5％→20.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第１四半期連結累計期間においては、半導体用等のエレクトロニクス分野を中心とした旺盛な需要を背景に、価格改定をはじめとした採算性の改善が進んだことにより限界利益が増加した結果、利益面において当初の想定を上回りました。これらの状況を踏まえ、平成30年２月14日に公表いたしました平成30年12月期第2四半期累計および通期の連結業績予想を修正いたします。なお、平成20年に受注した中国高温ガス炉（ＨＴＲ－ＰＭ）向け黒鉛材は、当第１四半期連結累計期間において検収が完了し、売上3,215百万円を計上しておりますが、当初業績予想に織込み済みです。（注）上記の予想は、本資料発表時現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる可能性があります。