トーヨーアサノは後場一時１０％高、１８年２月期業績予想を上方修正

　トーヨーアサノ<5271.T>が後場急伸して一時、前日比３２０円（１０．２％）高の３４５０円まで買われ、年初来高値を更新した。午後１時ごろ１８年２月期の連結業績予想について、売上高を１４６億円から１５３億円（前期比５．０％増）へ、営業利益を２億６０００万円から６億５０００万円（同９．０倍）へ、純利益を１億円から３億６０００万円（前期６１００万円の赤字）へ上方修正したことが好感されている。

　コンクリート二次製品事業および工事事業で受注量が想定を上回ったことが要因としている。ただ、株価は９月中旬以降、好業績期待などで急上昇局面にあり、目先の材料出尽くしとみた利益確定売りも出ている。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（３～８月）決算は、売上高７８億８９００万円（前年同期比２０．０％増）、営業損益４億８５００万円の黒字（前年同期１１００万円の赤字）、最終損益２億８９００万円の黒字（同２６００万円の赤字）だった。